テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:子育て
近頃、息子愛用のオムツに、値引きのクーポン券が付いています。イタリアは、オムツのお値段がとても高い(14枚入りで、1500円弱!)ので、この様なクーポン券が付いているのは、大変ありがたい事なのですが・・・。しかし!さすがにイタリアは、値引きを受けるにも、一筋縄では行きません。
スーパーで、最初に、オムツのパッケージに「1ユーロ50の値引き!」と書かれたシールが付いているのを目にした時、日本人の私は、当然、レジでそのシールを回収して、1ユーロ50値引きしてくれるのだと思いました。 パッケージの左上に貼ってある黄色いシールに、 「1ユーロ50の値引き」の文字が。 お会計の時、レジ係の人が、シールも取らず、値引きもしてくれないので、「すみません。これ、値引きのクーポンが付いているんですが・・・。」と言ってみると、レジ係りは、ちらっとシールを見て「ああ、これは、こんなにしっかり張り付いているので、ここでは取れません。今度来るときに、切り取って持ってきて下さい。」と言います。 家に帰ってから、言われた通りに、ハサミでシールを切り取って、次に買い物に行った時に、レジで出してみました。すると、前回とは違うレジ係が「これは、こういう風に切るものじゃあないんです。簡単にはがれるんですから!ほら!」と言ってはがそうとするのですが、なかなか、はがれません。 やっと引きちぎって、ボロボロになったシールの裏側を、私に見せながら、「ここの四角の所に、パッケージに付いているプローバ ダクイスト(直訳すると、「購入の証拠」の意味。大袈裟!)を貼り付けて持って来て下さい。」 プローバ ダクイスト=「購入の証拠」。 左下の「14」という数字が入っているのがそれ。 パッケージの側面にありました。 何て、面倒くさいのでしょう!パッケージの別の所に付いている「購入の証拠」って言ったって、もう捨ててしまったパッケージだってあるのです。これは、きっとメーカー側の作戦に違いありません。大きく「値引き」と書いてあるので、いつもより売り上げは伸びるけれど、値引きの仕方が面倒なので、実際には、そんなに値引きしなくて済むのでしょう。 そんなメーカーの陰謀に負けるものかと、シールの裏に「購入の証拠」を貼ったものを2枚持って、スーパーに行き、レジで出しました。今度こそ、大丈夫のはず。が、しかし・・・。「これは、1回に1枚しか使えません。」とまたまた、別のレジ係が言います。 私が、オムツを買っているので、そのオムツに対する値引きと勘違いしている様です。クーポンは、次回の購入に対する割引ではなくて、もう購入した品に対する払い戻しだと説明しても、分って貰えません。 そこへ、たまたま、前回のレジ係が通りかかって、「どうしたんですか?」と声を掛けてきました。今回のレジ係が、「このお客さんがクーポンを2枚も出して・・・。」とブツブツ言うと、「ああ、これは、もう買った商品のクーポンだから、何枚でもかまわないのよ。」と。だから、さんざんそう言ったじゃない! ああ、3度目の正直で、やっと、値引きして貰えました。そして、いつもの事ながら、失礼な今回のレジ係から、「失礼しました。」という一言は、ありませんでした。こんなことで、しょっちゅう戦わなくちゃいけないなんて、疲れます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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