ベイビー＊ミラノ　ヴィンタージュ２００５

昼食の後片付けをしている時、いつもだったら、私の周りに、ちょこまかとまとわり付いている息子が、近くにいません。ビデオをつけっぱなしにしていたので、「大人しく見ているのかな？」と思って、片付けを続けていました。

でも、息子の場合、ビデオやDVDを観ている時にも、早送りをして欲しいだの、他のビデオやDVDに代えて欲しいだの、一緒に座って観ろだのと、私を呼びに来るのが普通です。おまけに、ビデオの音以外は、物音ひとつせず、静かです。

息子と同じ位のお子さんをお持ちの方なら、もうピンと来たのではないでしょうか？そうなんです！子供が静かにしている時は、大抵、してほしくない事をやっている、と相場が決まっています。

慌てて、様子を見に行くと・・・。あ～！やられた～！部屋中、銀色に光っているのは、散乱する、CDとCDカバー！息子は、次々、CDカバーからCDを出しては、コンピューターにセットしようと試みていた様子。

思わず、「何て、悪い子なの！」と叱ると、暫くの間、目に両手を当てて、泣きまねをしていましたが、効果が無いと分ると、私の近くに来て、ご機嫌を取ろうとします。でも、私は、すっかり腹を立てていたので、無視。（ごめんね。後で、反省しました。）

我が家のCDラックは、ジャンル別にCDを並べてあるのですが、息子が取り出したのは、運悪く、クラシックのCD。何故、運が悪いかというと、クラシックのCDは、同じメーカーの物は、皆、同じ柄なのです。

だから、いちいちCDに書かれたタイトルを読んで、今度は、カバーを探すという、面倒くさい作業になってしまったのです。数枚ならいいのですが、何十枚となると・・・。（ため息）

息子は、私が、CDを片付けている間、近くにいて、様子を見ていましたが、作業がひと段落したらしいと分ると、無理やりに、私の膝の上に座り込み、ちょっとすると、眠ってしまいました。

お昼寝から起きた時には、いたずらをした事も、それで怒られた事も、すっかり忘れて、ご機嫌な様子の息子でした。