テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:日常の出来事
イタリアに住んでいると、日本がいかに便利な国なのかという事に、気付かされる事が、頻繁にあります。今日も、そんな出来事がありました。
宅配便や、デパートやスーパーの配送サービス。日本だったら、日付指定は、もちろん、時間まで、細かく指定できるし、クール便や、冷凍便だってあります。デパートやスーパーの場合は、無料の場合もあります。 そして、ここが大切な点ですが、宅配便は、ちゃんと指定された日時に、届き、係りの人の応対も丁寧です。 イタリアの場合は、そうは行きません。まず、クール便や、冷凍便は、ありません。そして、いつ届くのか、はっきりわかりません。「明日の午前中に届きます。」と言われて、午前中に届くという事は、ほとんどなく、夕方遅くや、その日に着かない事もあります。 電話で、確認があったので、わざわざ予定を空けて待っていたら、来なくて、そんな事が、2回も続いたので、業者と大喧嘩になった事もあります。だいたい、こちらは、全く悪くないのに、喧嘩になってしまう所が、イタリアのサービス窓口のクオリティーの低さを物語っています。 今日の場合は、丁度、管理人さんがお昼休みの時間に、宅配業者がやって来ました。インターフォンで、どのエレベーターを使うか説明して、待っていると、再び、インターフォンが鳴りました。言われたドアが開いていないというのです。ドアは、私が開けたので、業者がドアを間違えているのです。 そこで、「最初の左のドアでは、なくて、突き当たりを左に曲がったところにある、エレベーターです。」と説明すると、「この建物は、知らないので、降りてきてください。」と言います。「何ですって!?家まで運んでくるのが、仕事でしょう!」と言いたいところを我慢して、「子供が小さいので無理です。」と言って、ブツブツと文句を言っている相手に、もう一度、説明して、ドアを開けて待っていました。 下のドアが開く音がして、業者は、何故か、エレベーターを使わずに階段を上ってきます。「エレベーター使えなかったんですか?」という私の問いにも、無視。睨み付けるように、私を見ると、「割れ物要注意!!!」と書かれた箱を横向きに、しかも、乱暴にガチャン!と置くと、「サイン。」とぶっきらぼうに言って、帰ってしまいました。 こういうとき、何で、お客様である、私が、嫌な思いをしないといけないのか、納得が行かないのです。今回の場合、家に来たのは、どこの国の人とは、言いませんが、外国人労働者でした。私は、偏見を持っている訳ではありませんが、宅配サービスで、嫌な思いをさせられるのは、こういう人が届けに来た場合が多いのです。 以前にも、スーパーの宅配(有料)を頼んだとき、「量が多くて、2人で来たから、差額を払え。」と言って、お金を余分に取ろうとしたり、他のスーパーでも、届いた荷物を、ドアの外ではなく、内側に置いてと頼んだら、「ドアの前までが、仕事だから。」と断られた事がありました。 私の経験では、イタリア人の場合は、時間通りに来なくて、文句を言った後だったりしても、実際に、来た時には、愛想よく振舞うのが普通です。まして、ドアの前までが約束でも、「ここでいいですか?キッチンまで運びますか?」とか聞いてくれたりします。 習慣の差なんだろうと思うので、文句を言ってもどうしようもないのでしょう。でも、せめて、「壊れ物」と書いてある荷物を、乱暴に扱ったりしないで貰いたいと思いました。今回は、壊れなかったから良かったけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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