テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:イタリアとイタリア人
12月8日は、聖母無原罪の御宿りの日というカトリックの祝日です。土日と続いて、イタリアは、3連休。ミラノは、昨日の休日と合わせて4連休です。
午前中、夫が用事で出かけた間に、電話がありました。出てみると、ローマに住んでいる夫の弟からで、なんと、今ミラノに着いたので、今から行ってもいいかと言います。夫が出かけていて、戻るのはお昼ごろだと言うと、それならば、お昼過ぎに寄るからと言って電話を切りました。 う~ん。夫の弟がミラノに来るなんていう話しは、聞いていないので、きっと突然に決めて出発したに違いありません。以前にも、こうやって、突然に訪ねて来た事がありました。夫の弟は、若くて、気さくな人で、来る事自体は、全く問題はないのですが、いたずら盛りの息子のいる我が家は散らかり放題。慌てて、片付けを始めました。 夫も帰宅し、お昼を食べ、息子が昼寝をしている時に、夫の弟がやって来ました。一人ではなく、女の子が一緒です。彼女かな?夫の弟は、以前にも、女の子を連れて来た事があったけれど、その時の子は、ただの幼な馴染みだったので、よくわかりません。会話の様子で判断しましょう。 物音のせいか、息子が早々と目を覚まし、夫の弟とその彼女(後に彼女と判明。)を見ると、人見知りなのか、不安げな様子。でも、しばらくすると、慣れて、一緒に遊ぶ様になりました。 さて、夫の弟は、息子に素晴らしいプレゼントを持ってきてくれました。実は、彼は画家で、息子の為に描いた絵を持ってきてくれたのです。絵のタイトルは、息子の名前。息子は、イタリア語と日本語の名前がありますが、日本語の方は、海に因んだ名前です。絵は、美しい濃紺が主になっています。 175cmもある大きな絵なので、キャンバスからはずして、くるくると巻いて運んできてくれたのです。これを、後で、近所の「額」を扱っているお店で、木枠に張って貰うのです。夫の弟は、私達の結婚祝いにも、絵を描いて贈ってくれて、その時も、同じ様にしたので、よくわかっています。 息子は、自分の名前のついた絵を贈られた事も知らずに、大胆にも、広げた絵の上に乗ろうとしたりしていましたが、私は、以前から、よく、ピアノ曲なんかに、「~嬢に献呈」なんて書いてあるのを見ると、「いいなぁ~。自分の為に曲を書いて貰えるなんて、ロマンティック。」などと思っていたので、息子の分まで大感激! その後、夫の弟とその彼女は、美術館に絵を見に行くからと言って、帰って行きました。息子が大きくなって、自分の名前のついた絵を見たら、どう感じるのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|