カテゴリ:子育て
この時期にしては、珍しく太陽が出て、穏やかな日だったので、息子を公園に連れて行きました。寒い日だと、人っ子一人いない公園も、子供達が遊んでいます。
息子が公園内を走っていると、3歳くらいの男の子が近づいて来ました。公園で、よく見かける常連さんです。普段は、息子に見向きもしないで、(いえ、それどころか、息子に対して、あかんベーを何回かしていました。)同じ年恰好の子供達と遊んでいるのに、今日は、男の子が、他にあまりいないからでしょう。 その子は、いきなり息子の後を追いかけ始めました。息子も、追いかけっこの様なつもりで、最初は、喜んでいたのです。でも、その子が、息子の背中にぴったりくっついて、どんどんと押すので、息子は、嫌になって、止まろうとしたら、その子は、ますます強く押して、息子を倒してしまいました。 そして、息子が転んだのを見て、満足げに「ほ~ら。転んだ。」・・・って何よ!?わざと転ばせたのね!私が息子を立たせると、「用意はいい?始めるよ。」と言うので、「あのね、この子は、まだ小さいんだから、そういう遊びは、まだ出来ないのよ。」と言うと、「へぇ、小さいの。」と言って、いきなり息子を小突き始めたのです。 泣き出す息子。私は、息子が転ばないように抑えていたのですが、その子が強く押した時に、息子がよろけて、その拍子に靴が片方取れてしまいました。息子に靴を履かせようとしていた時に、その子のお母さんが近づいて来ました。彼女は、それまで、他のお母さんとのおしゃべりに夢中で、彼女の息子がした事を見ていなかったのです。 「うちの息子が、転ばせたの?」と聞いてきたので、「ええ、そうなんです!」と言ってしまいたかったのですが、やはり、ちょっと気を遣って「きっと倒すつもりは、なかったんでしょうけど、うちの子は、まだ小さいから。」と言おうとしたのです。 が、私が答えるよりも早く、その子が、「靴が脱げちゃったんだよ。」と答えたのです!ちょっと待ってよ!靴は、脱げたけど、「押されて転んだ拍子に脱げた」のであって、「靴が脱げたから転んだ」訳では、ないのよ!と、内心思う、私。すると、お母さんが、「あらそう。靴が脱げちゃったのね。可哀想にね。」・・・一件落着。 私は、まだ3歳かそこらの男の子が、母親が見ていないのをいい事に、小さい子供をいじめようとした上、こんな風に、すらりと言い逃れをした事に、少なからずショックを受けてしまいました。 正直に言って、この男の子の事は、前々から、気になっては、いたのです。それは、本当に、ちょっとした事なのですが・・・。公園では、子供達は、他の子のおもちゃで遊ぶのは、普通です。大抵の子供達は、興味のあるおもちゃがあると、だ~っと突進して行って、おもちゃを取る・・・と、いたって素直な行動を取ります。 でも、この子は、大人しげな様子で、徐々におもちゃに近づいて行って、様子を伺っていて、そこに大人がいようものなら、媚を売ったような、懇願するような表情を浮かべるのです。最後には、必ず、おもちゃを手にし、長時間、まるで自分のものであるかのように、遊んでいるのです。それは、とても、子供とは、思えない行動なのです。 以前、夫に、「ああいう子って、どういう大人になるんだろうね?」なんて話した事があります。子供のこういう行動は、生まれついてのものなのか、環境によるものなのかも、気に掛かります。 いずれにしても、息子には、ツイていない日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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