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ぼちぼちいこか

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August 24, 2006
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カテゴリ:子ども
夏休み・・そろそろ終わりが見えてきました。

ちびは、昨日から夏期保育→預け保育で、5時まで幼稚園です。
ですが、先週終わりから保育園の一時預かりで集団に入っています。

昨日久々に幼稚園に行ってみて思ったこと。

確実に子どもと子どもを取り巻く環境は悪くなっていると。

まず、幼稚園の裏庭・・畑といわれている場所。
大好きなアーモンドの木も切られ、
クラスで飼っていた昆虫やオタマジャクシのお墓で、いつもみんなでお参りしてあげていた場所。
たくさんの命が半日で取り除かれ、変わりにやってくるのはコンクリートの固まりの建物。

経営だから仕方がないのかもしれない。
生産者緑地指定が解除されたから税制上どうしても仕方がないのかもしれない。
けどなぜ?今子どもたちが自然とふれあえる空間が激減しているのに、
園庭も狭くて狭くて仕方がないのに、建物を増やすんだろう?

ご近所に大規模マンションが建ったために、子どもが増えすぎて、
子ども一人一人に気持ちが回らない感覚がものすごく伝わってくる。
先生も忙しいだけでなく、
本当に子どもが好きで幼稚園教諭になっているの?あまりにも冷たい表情冷めた目。
「お母さん方は親でしょうけど私は教育の専門家ですから。」と春のクラス懇談会で言い切った先生は初めてかもしれない。
(私には「あんたたちバカな親と違って私はえらいんだ」と聞こえたの。
実際お迎え時に廊下で立たせれてずっーとなき続けている子をこの春から何人見たか。)
何だかわからない。

先日図書館で4535560285.09._SCMZZZZZZZ_.jpg
この本に出会った。

この本の中で早期教育事態を否定しているのではなく
「早期教育的雰囲気」の家庭内状況・・「もっと早く、高く、正確」に果ての話がでてくる。

何が早期教育で何がそうでなく、という話もあって
(というのはとらえようによっては、乳児期の話しかけすらも悪となるから。)
警告をされなければいけない早期教育とは
「特定の能力や技能の習得を意図して」
「できるだけ早い時期から開始すると言う志向性を持ち」
「働きかけに対する子どもの期待される反応を強く期待して行われる」
「乳幼児期への計画的働きかけである」
これをすべて満たす早期教育に警告をしている訳なのだ。

この親の期待通りの早期教育を受け止めて、こなして行ける今の子どもたちに、
驚きを感じている。


受け止めることのできる子どもたちは思春期なったときに
大変になると・・。

私も思う。小学校までの子どもは自分から学ぶという意欲なくても
「おかあさんが喜ぶから、おかあさんにほめてもらいたいから、
親のために勉強する。」
それでもなんとかなる。

ところが、思春期になったら、自分の中から湧き出る学ぶ意欲、
モチベーションが内在しない限り、学習は続かない。
勉強だけでなく、辛い部活なども、同じく。
本を読めといっても、内から湧き出てこないと。
そして一番重要なのは「生きる力が湧いてこない」

だから、小さいときは外で遊ばなきゃ。
親が管理した中で遊ぶのではなく、子ども社会をキチンを作らなきゃ、
思春期に自分の内側から生きるというモチベーションが湧いてこない。

10年前は早期教育に興味のある親も「まあ、この程度かな?」的な子どもの目線も
持ち合わせていた。
だけど、今の中学生高校生をみると・・生きる力、生きるモチベーションの低い子たちがたくさんいるような気がする。(この5年で激変している気がする)

じゃあ今の幼稚園児が10年経つと・・・・。

私は今から寒気がする。

だってこの夏の公園、子どもがいないなぜ?
暑いからもあるけど「ゲームと習い事」で外へでても誰もいないから。
という話を何度聞いたか。

ひょっとしたら、保育園できちんと集団生活を送れている子たちが、
10年後伸びているかもね・・って今の小学生でもその傾向強いものね。


うーん、いろいろと思ってしまった夏でした。










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最終更新日  August 24, 2006 12:09:16 PM
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