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カテゴリ:子ども
教育産業と言う産業があり、
私もこの産業にすごーく長く関わっているのだけど、 なんだかとっても気になることがあるのです。 お友達の日記を拝見していて、 「仕事帰りに多くみかけるのは お弁当と水筒とおそろいのカバンを持った子供達」(riyoちゃん転載ごめん) ってくだりがあり、 塾を否定するわけではないけど・・と言うことなのだけど、 やっぱりなんだか加熱する受験産業って・・これがかなり良くなんだろうね~。 受験産業という産業の中で、 消費者として、お客様として扱われている子どもたちは、 きちんとしつけされるとは思えないのですよ。 親が満足するに、点数がとれる様な授業・・。 要領よく、世渡りできる様に・・。 いや、塾にいっていても、そうじゃない人もたくさんいるって知っています。 そうじゃない塾もあるでしょう。 けどね、どんどん、公立学校批判が進む中で、 大人自体の主軸がどんどんずれ始めている気がするわけですよ。 塾にいかなくても、 塾にいっても塾の方針とあわなくても、 自分をきちんともっている子、それをきちんとフォローできる親。 いっぱいいましたよ。 で、そんな話をいろいろ聞いて、 はじめての子どもでも、 いろいろあっていいんだよね・・って思うこともできたり、 じっと我が子を見守りできる親もたくさんいましたよ。 学校のブランドではなく、 きちんと学んで行ける場所を見つけることもできましたよ。 それが・・どんどん孤立した子育ての中、 すがる物が欲しくて・・受験産業にすがってしまう。 そこではお客様な親と子ども。 大学受験前の限定であれば、 アイデンティティーも確立した子どもと、 子育て経験も20年近くなり、子どもたちに深く関わらないでも、 見守ることのできる親になっていて、 自分の中で何が必要か、無理をしてでもこれをしなきゃいけないと 取捨選択できると思うのだけど、 自分の子育てが確立できていないときに、 その損得勘定の中のある、部分的に歪んだ教育もどきに飲み込まれたら、 どうなるんだろうかと思うわけですよ。 そんな環境で育って行くと、 自分自身はそんなじゃないつもりでも、 やっぱり自己中心になっているんだわよ・・これが怖い。 そんな中で育った大人が山の様にいるわけだから。 だからモンスターペアレンツも生まれるんだと思う。 上の子どもたちの友人でいつもピカピカじゃなくて、 「おっ!!」という感覚の自分らしく生きて行けそうな子どもたちがいました。 塾がいやで、やめてみたり、おさぼりしたりしていました。 今じゃとっても優秀な大学生/高校生たちです。 全ての塾がそうであるとか、 全ての塾の先生がそうであるとは思わない。 そこで出会えることも、ご縁で、その塾で出会った先生から 素敵な影響を受けて、大きく変わった子もいるでしょう。 ただ、その産業に飲み込まれることだけは 気をつけなきゃいけないんだと 心から思っています。 損得勘定の中では本当の教育は育たないと思っています。 ただ・・勉強(勉めて強いる)ことはできるでしょうが、 本当の意味の学ぶはそこには存在しないと思っています。 大学時代の大恩師が損得勘定なしで研究に生き、教育に生きていた姿が 旅立たれたけれども・・いつも私の心の中で話しかけてくれます。 大先生なのに、いつもよれよれのスーツで、ほこりのかぶった国産車で、 ニコニコしながら、氷川丸で留学した時の豪華な食事の話をしてくれて。 そして、そのとき反対側に某塾の経営者が貴金属をちらつかせながら、 きらきらした指先で、高級スーツを身につけて教育を語っていた姿も忘れられません。 そしてそんな某塾の採用研修をうけたときに 「何故そうなるかなんて教えなくてよい。点数に直結することを呪文の様に唱えさせて、覚えさせればよい。その方が点数がとれる様になり、 親が満足するからだ。」「何故そうなるかなんてまどろっこしい学校みたいなことをしていたらだめだ。」「親が満足する点数をとらせればそれでいいんだ」と指導をうけたことも思い出しました。 そんなことを土曜の朝に考えていました。 そんなことよりも、明日のちびの区大会、心配してあげなきゃね♪お天気どうだろう? ******************************** 追記です。 先ほどなく殴り書きをして、 読み返してみて、 ・・子どもをお客さんにする前に、 親がちゃんと家庭で、当たり前のこと (朝起きて、ご飯を食べて、学校に行って、 人の気持ちがわかり、命の尊さを知り、 幼児期に体得しなきゃいけないこと。 学童期前半の時期に体得しなきゃいけないこと)を 学んだ上で、 次のステップに塾などの補助教育産業があるんだ、 そのことを皆が考えて理解しなきゃいけないんだと・・思うと言うことが 抜けていたのに気付きました。 いきなり、赤ちゃんがお客様になる状況に近いのかな?って思うわけです。 塾ではできないことがある、 習い事でもできないことがある。 親だから関われることがあると言うわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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