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カテゴリ:格闘技
DREAMジャッジの仕事してきました。
当日の朝9時に東京駅集合で 昼には会場の名古屋ガイシホール(旧・レインボーホール)入り。 今回はメインやセミにも続けてジャッジローテが入っていたので、 後半は忙しかった。 さて、 急遽決定した ミノワマンvs石井慧、 青木vsマーカス・アウレリオ、 桜庭vsジェイソン・ミラーなど豪華なカードが揃ったためか 会場には多くのファンで活気に溢れていた。(と思う・・・) だが、 そんなことよりも実を言うと、 試合15時開始で10試合もあって その足で新幹線で東京へ戻れるのか心配だった。 早速ジャッジレポート。 ・第1試合 重量級 93kg以上 ○川口 雄介(2R判定2-1)ジェームス・トンプソン× 急遽決まったこのカード。 柔道の猛者、川口とイギリスの怪物トンプソン。 始めのメガトンラッシュを避ければ実力者・川口の勝利は手堅い。 川口の打撃連打がトンプソンの顔面にヒットして何度かぐらつかせるシーンがあったが、今回のトンプソンはしぶとかった。 2R後半では、トンプソンのグランド支配が多くなり、 そこが判定でどう響くかが鍵となった。 前半の貯金で川口、僅差の判定勝ち! ちょっと顔なじみだけに、 心で「おめでとう」と呟いた。 ・第2試合 フェザー級 65kg契約 ○石田 光洋(2R判定2-1)西浦 聡生× ウィッキー(西浦)が石田の低空高速タックルを裁いて打撃戦に挑めるかがポイントであった。 後半にはウィッキーの打撃もヒットしたが グランド支配率が圧倒的に高かった石田に軍配が上がった。 この試合は判定が難しかったね。 ・第3試合 フェザー級 ○宮田 和幸(2R判定3-0)リオン武× プロ修斗の世界チャンピオンのリオンが満を持して初登場! 噛み合うかどうかが問題だったが、 宮田がリオンの打撃を押さえて バックの連続スープレックスを出したあたりが最大の見所だったか。 判定で宮田の勝利。 ・第4試合 フェザー級 ×所 英男(1R2分48秒三角絞め)ヨアキム・ハンセン○ 勢いのある打撃でペースをつかみたかった所だったが、 ハンセンの金的で試合が中断。 試合再開すると、 ハンセンの三角締めで所が無念のタップアウト負け。 ・第5試合 フェザー級 ○小見川 道大(1R2分30秒アームバー)コール・エスコベド 小見川の完勝だが、 もう少しエスコベドもやる気を見せて欲しいかった。 だって、 セコンドが一人も連れて来てないんだよね。 ・第6試合 フェザー級ワンマッチ 64kg契約 ○高谷 裕之(1R1分45秒KO)チェイス・ビービ× 全試合で一番エキサイティングでスッキリした勝利を手にした高谷。 今回のMVP(個人的に)。 強豪のビービーに打撃でKO完勝! スッキリとした試合だった。 喧嘩番長キャラだが、 実は繊細でクレバーな男だ。 ・第7試合 無差別級ワンマッチ ×ミノワマン(2R判定0-3)石井 慧○ 石井も金メダリストだけにグランドコントロールはさすがだが、 打撃のレベルに不安が残る。 立ち技で足払いなんかももっと積極的に使った方が良いかな。 石井もミノワの足攻めを凌いだ辺りは練習の成果が出ていると思う。 まだまだ伸びシロはあるってことだ。 ・第8試合 ライト級 70kg契約 ○青木 真也(2R判定3-0)マーカス・アウレリオ× 柔術マジシャンのアウレリオを完封。 何もさせなかった青木の貫禄勝利。 ・第9試合 ミドル級ワンマッチ ×桜庭 和志(1R2分09秒肩固め)ジェイソン・ミラー× 寝技で負けた桜庭を初めて見たのがショックだった。 肩固めの前のパウンドが効いてしまったんだろうか? ジャッジを担当していたけど、ペンが止まってしまった。 しかし、 開始の打撃の攻防を見ると確実に進化してるし、 まだまだイケるんじゃないかと思うよ。 ・第10試合 ライトヘビー級王座決定戦 93kg契約 ○ゲガール・ムサシ(1R6分10秒裸絞め)水野 竜也× 武蔵の横綱相撲といえば良いのだろうか。 水野の打撃を涼しい顔で全てかわしておいて、 スピードと破壊力抜群のミドルキックが炸裂! 1発の打撃の重みに加え、 グランドでは水野に返されても冷静に対応してバックスリーパーで勝利。 汗一つかいていないムサシに 勝てるヤツはいないんじゃないかと思うほど。 恐ろしい男だ 全試合が終了したのが19:50ごろ。 今回はミーティング抜きで 急いで名古屋駅に向かった。 選手の皆さんも 関係者の皆さんも 会場に足を運んでくれた皆さんも お疲れ様でした。 次は年末ですかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 27, 2010 01:15:41 PM
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