8月14日、
新宿FACEで「NICE MIDDLE」のライトヘヴィ級王者決定戦に
エンちゃんこと遠藤悟が挑んだ!
相手は一階級上のヘヴィ級チャンピオン和地康彦。
ヘヴィ級(80kg以上)では絶対王者の和地選手は、
その顔に似合わず元・K-2(K-1のサテライト)でも活躍した強豪である。
お盆にもかかわらず
41歳の遠藤と45歳の和地は初代王者を決めるべく戦った。
最強の相手に苦戦を予想していたが、
ほぼ一方的に攻め続けた!
1R 0分45秒、2度目のダウンを奪って
KOによる勝利で遠藤は見事に初代王者に輝いた!
¥ちゃん、おめでとう!
認定状には「¥ちゃん」と書かれているのを見て
「あぁ、もっとちゃんとしたリングネームにすれば良かったなぁ・・・」と
ボヤいていた。
¥ちゃんこと遠藤悟クンは
今から4年ほど前(当時37歳)にベルが連れてきた。
それまでは格闘技経験がほとんどなく
ちょっとサンドバッグを蹴ったことがあるくらいの初心者だった。
以来、
どこにも出稽古も行かずにウチだけで育った純粋なボディプラント足立塾の生徒だ。
そんな強い遠藤しか知らない人は意外と思うかもしれないが、
当時は馬力と技術が全く噛み合わず、
体重が20kg以上も軽い小さな生徒にも負けていたくらいだった。
サンドバッグでは物凄い破壊力なのに、
試合では一発も出ない。。。
このジレンマには本人以上に親友のベルがキレた。
「何でもいいから手を出せっていってんだよっ!」
「お前の方が強いんだから打ち合えって!」
などと声をからすほどセコンドで叫んでいたっけ。。。
まぁ、良く考えたら、
練習も1週間に2回通えるか通えない程度の頻度で
試合に出されたのだから無理もないか・・・。(笑)
遠藤は決して器用な方ではない。
でも、
継続する力があった。
少しずつ自分のものにしていく努力を惜しまない。
それは仕事でも遊びでもそうだ。
昨年までは大学院に通い税理士になる勉強をしていた。
その合間に週末のサーフィンとクラブ通い、
寝不足のまま練習に参加。
24時間を有効に使うどころか、
酷使しているくらい使っている。
そんな遠藤のために生まれた練習が
足立塾の「プリンティング・システム」と「ステップ・トレーニング」だった。
「プリンティング」は
格闘技経験の少ない人のために目を慣らしたり、
コンビネーションなど動きを身につけるメソッドで
「ステップ」は
重心を移動しながら攻撃が出るようにアジリティを向上させる。
そして少しずつ技術が向上し、
勝ち星に恵まれ自信をつけて強くなった男だ。
今ではベルのスパーリングパートナーでもあり、
自慢の弟子の一人だ。
「自信は人を変える」というが、まさにその通りだ。
その一つの結果が今回の「チャンピオン」に結びついたのだと思う。
そんな訳で
打ち上げは新宿のMUJIカフェでした。
皆様
お疲れ様でした。
来週21日「club DEEP in DIANA2」もよろしく!