テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:★★★★★
昨年の11月頃からディナを聴き始めて、今や猫麻呂イチオシのヘヴィー・ローテーションとなったCDがこの作品。ピアノ・トリオだけだから、ディナ率100%でかぶりつきで楽しめる。以前にも書いたが、ディナ作品はピアノ・トリオとしてまず楽しみ、次にナチュラルな歌声を楽しむのである。ディナの歌は自身のピアノ伴奏と一体となってこそディナ・ワールドが完成する。
ディナ・ワールドだなんて言葉を勝手に作ってしまったが、都会的な洗練された音楽にもかかわらず、どことなくカントリーな感じがするのが特徴だと思っている。クールなのに落ち着くというか、冷んやりした中にもほのかな暖かみがあるというか、暗がりの中のロウソクというか・・・。かっこいいのに癒されるんですね。 選曲はブルージーなものから小粋なスタンダード、更にはジョン・レノンの"Imagine"まで取り上げている。スピーカーと対峙しながら聴くような曲ではなく、自然と耳に入ってくるような曲が多い。"Imagine"はディナのオリジナルだっけ?というほど自然に聴こえる。とくにコレがイチバンという曲はないが、猫麻呂が好きなのは1曲目の"Meditation"。ディナの歌が終わったところで出てくるクレシェンドにゾクゾクしてしまう。2曲目の"All My Life"のベースのアルコ・ソロもいい。9曲目の"A Walk in The Park"はディナのオリジナルだが、この曲だけインストのみの演奏となっている。しかし、歌が入っていないことに気が付かないで聴いてしまう。 この作品、録音も良いしジャケットデザインも良い。一家に1枚常備しても損のない作品なのである。 猫麻呂ポイント:★★★★★(5.0) Dena DeRose / A Walk in The Park (MaxJazz) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月18日 17時09分08秒
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