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3年前、僕は芸能人としてその世界にに入っている女の子と友達だった。
親友以上で恋人未満。 彼女は誰とでも打ち解けるような性格じゃなかった。 まして芸能界に入るとかも自分自身が思ってもいなかった。 反対にあまりにも自分の内面を出せないから演劇の世界に入って 主役でもなく、存在感もさほどない子だった。 ただ、その”どこにでもいる”という事が演劇の世界では貴重らしく、 それが才能だということで認められ、とある映画に出た。 彼女は自分の場所を舞台からフィルムに変わり、 その「どこにでもいる」からこそお客さんが魅了されて いわゆる売れていってしまい、嬉しい反面、僕は何故か取り残された感が増えていってた。 ゴシップ誌に嘘のスキャンダルで僕自身も不安定になり、 その度に何かいたたまれなくなるし、 それでも増える仕事で逢える回数もどんどん減っていってた。 僕達の待ち合わせは変だった。場所はトイレ前。 女子高生が私服に着替えるように、彼女はトイレで着替えてから 僕と手を繋いで歩いた。あくまで親友として。 とてつもなく悲しかった(笑) ある2年前、午前だけ撮影で午後から1日中フリーと聞いていた僕は、 関西から東京へ新幹線で向かった。 結局待ち合わせ場所には撮影が押してこれなく、 何時間も待ちぼうけをした。 後から知ったんだけど、メールを送っても返事が来なかったのは、携帯が壊れたことと、 映画撮影の時は携帯の電源を切るのが当たり前だということ。 色んなことが重なってらしい。無論その時の僕はしらない。 そんなこと何も知らない僕は、クリスマスのイルミネーションに飾られた街の灯りが消えるまでそこにいた。 手袋をつけていなくて、ポケットに手をいれてても冷たくてあまりにも手がかじかんで、 待ち合わせ場所からは少し離れたコンビニで飲み物を買いにいこうかと迷うんだけど、 その間に来たらどうしよう? と思って買いにいけなかった。 結局僕は誰もいなく、暗闇で見えなかった綺麗なイルミネーションとはうらはらの ゴミが路肩に吹きだまっているのがわかる朝までその場所にいた。 もし恋人だったら「ずっと待ってるから」とか言って、ドラマのように劇的な再開とかも演出できるかもしれなかった。 でも恋人でもなく「逢いに行く」とも言えなく「遊びに行く」という表現でしか言えなかった自分が、朝までいるなんて相手も思ってもいないだろうなぁと、もう顔まで凍ってる感じで笑った。 待ち合わせの時って色んなことを考えられるし、その時間が1日の半分以上あっただけだと思っていた。 東京は僕のいる場所じゃない、と、僕は何かがふっきれた感じがした。 僕は東京の街を出た。 という夢を見た!! 相手は蒼井優さん(笑) 夢から覚めて最初に思ったこと。 「夢ならもうちょっとさ。ハッピーエンドになればええやん」 追伸。前日にアニメ「ハチミツとクローバー」及び、1週間前にアニメ「鉄コン筋クリート(声優が蒼井さん)」を観たからだと思うっす。 ふがいないやいやいやいや~ そんなことより柴田淳さんお誕生日おめでとうございます!!! しばじゅんなら、たぶんそこで苔になるまで待ってます(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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