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例えば映画やドラマや本を観て、感想を上手く言えなくてそれでも「どうだった?」って聞かれた時に「良かった」ぐらいしか言えない人がいますよね。
でも考えてみると本気で何かで感動したり、人の事を好きになったり、住んでる街を好きになったりするのは、言葉でいい表せない事だと思う。 だったら表現者のプロとも言うべきアーティストが「どうだった?」と聞かれたら? 僕は論理的に物事を並べる人以外はアーティストですら無理だと思う。 音楽アーティスト。写真家。映画監督などさまざまなアーティストが表現する時、 色んな想いを背負い過ぎて自分で作った作品に負けそうな時があります。 例えば想いを空や海に溶かすために歌ったとしても 本当に綴れたのかどうか心配になってしまう。 自分がやれる努力は一生懸命振り回してるのに、それが空回りなのかと。 多分それは、人や周りに結果を求めてしまった時から変わると思う。 想いを込めたいのか? 結果が欲しいのか? で道がずいぶん変わる。 結果を求めると、いつか暗闇に投げ出された感覚になって「自分は必要とされていないのでは?」と思い、今までやってきたことでさえ否定してしまう。挙句の果てには「なんて自分はバカなんだ」と。 そんな時、たった一人でも「そんなことないよ。あなたは人一倍考えて、人一倍苦しんでるんだよ」って言ってくれる人がいればいいと思います。そしてそんな人を見つけるように、そうじゃなくてもそんな人になれるように、そして自分もそんな人になったらいいだけです。 「どうだった?」に「どうって言われても・・・」と言わずに。言葉にすら発しなくてもいいから、心が動かされたのならただうなずけばいいと思う。好きとか嫌いとかは感情を渡すために、ただちょっと便利なだけだから。 気持ちだけで「表に現せる」のが表現者じゃないかなと僕は思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月09日 18時36分08秒
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