柴田淳さんの話多すぎブログ　～僕はここにいます。～

こんにちは。　”僕が飛行機に乗ると、必ず支障が出る”という言葉通り、
今回も熊本空港に降りるハズが到着時刻になっても降りる気配はなく、

機長から「空港の混雑で、現在、鹿児島上空にいます」と言われ、
急に天候が悪化し、熊本空港を急旋回、急加速しまくり、グラングラン揺れながら、

「ドカンッ！」とワンバウンドして着陸しました。

僕の中の定常時刻である、”約３０分遅れ”で到着。
何回もの急旋回とエアポケットに、回りの客はかなり不安そうな顔をしていましたが、
僕はただただ自分の不運さに笑ってしまいました。　みんな僕と一緒に飛行機に乗らないか！

さて、出張したら、よくたそがれます（笑）
今回の出張で１つ出た答えは「世の中”好き”で回ってるんだな」と思った。

恋愛だけでなく、勉強も、趣味も、仕事も。　ほぼ何もかも全て。

例えば、誰か好きなアーティストがいたら、好きだからＣＤを購入する。
そのアーティストは、音楽が好きだから曲を作る。
その音楽が好きだから音楽会社もプロにする。　好きだから支えるし、それが収入にもなる。

仕事が嫌いな人でも、仕方無しでも、やっぱりお金が好きだったりする。
人や物。出来事を好きになって、世の中回ってるんだなと。

その”好き”が全くなかったり、薄れた時が怖い。

途端に自分の存在意義を確かめたくなる。　「自分って必要とされてるの？」

「”必要”とされてるんじゃなくて、”利用”されてるだけじゃないの？」

それって人の気分にもよることだけど。　好きだけど他で手一杯で回りませんとか、
感情が薄れて、何もかも嫌になりましたとか。
何のために仕事してるんだかわからなくなりましたとか。

現在、20-24歳代の50％の死亡原因が自殺になってしまいました。　余裕で第１位です。
15～19、20～24、25～29、30～34、35～39、　つまり15～39までの全てのランクが自殺が第１位。
なんちゅう国だ。
でも何か強烈な”好き”があれば、思いとどまることはできるかもしれない。

もし、「あー。　仕事やめたいな」とか「あー。　なんかいいことないかな」とかの時って、
自分の感情の好きが薄れていないか確かめてください。
どんなことに対しても空回っている感じだったら、そうかもしれません。

僕が思うに、人は２面性。　それ以上も必ず持っていて、その２つの性格を剥離させないように生きてる。
「楽になりたいなぁ」という気持ちと「いやいや、頑張らなければ」という２面
「根は強いから大丈夫」という気持ちと「私は弱い人間だ」という２面。
「今は本当に楽しい！」という気持ちと「将来どうなるんだ」という２面。
幸せそうな人を見て、「幸せそうで良かったなぁ」と思う反面「幸せそうなのが羨ましい」思う２面。

ちっちゃなことでウジウジしたりクヨクヨしたり、そんな自分に気づいてもっと嫌になったり。
この２面の感情が完全に離れると崩壊しちゃうんだけど、日によってどちらかに寄り添ってしまいます。
仕方ないことなんだけど、全てを一瞬で吹き飛ばす言葉がある。

「好きだからいいや」

”好きのチカラ”は偉大だ。　もし、今の自分に不服があるなら、
色んな好きという感情が薄れてきていないかを確認してください。
そしてもう一度、どんな些細な事でもいいから何かを好きになる気持ちを持ってみてください。

あとね、２面の内の１面だけを見せよう見せようとしてたらしんどくなります。

僕の大好きな柴田淳さんというアーティストはですね。　そりゃネガティブなんだけど、
ちゃんと２面を見せてくれています。（一部だけど）
全く見せない人の方が、折れる時は凄い勢いで折れると思うので、気をつけてください。
たまにはネガティブなことも言って、２面を離れさせないようにした方がいいってことです。

逃げ出したい気持ちと、逃げ出さない気持ちは、
”どっちが本音？”　じゃなく、”どっちも本音”だから。

僕が思ったきっかけは、その出張で熊本のタクシーに乗ったときに、タクシーのおっちゃんがニコニコ顔で丸々４０分喋ってた。
お客さんとのおもしろエピソードや、熊本観光案内スポット＆グルメ情報を。
一人ダウンタウンDX状態。　でも、

「この人。　この仕事と、人が本当に好きなんだな」と思った。

「しあわせのはじまりが好きになること」

全てとは言わないけれど、多くの事がそうであるなら「好きだ」ってのはいいことなのかも。