柴田淳さんの話多すぎブログ　～僕はここにいます。～

日本全国睡眠不足の皆様こんにちは。　日記がズレまくりです。

そしてサッカー日本代表の皆様お疲れさまでした。　感動をありがとう！
心臓がきゅってなるの分かったり、鳥肌が立つほどの震えるゲームでした。

それはそれなんですけれど、あえて誰も言わないからこそ「え、君そこを言うか！」と言う厳しい事を。
日本はＰＫで敗れたわけですが、


やっぱり駒野が悪いなと思います。


凄いこと言ったね僕。　凄い角度からシュート打ったよ今。　日本全国敵に回しちゃったよ。　でも聞いて。
ちょっとだけサッカーやってた人間だから聞いて。

止められれたならもう全然良かった。　でも”止められる”と”外す”は全く違う。
で、外した。

もう回りの選手も当たり前だけど「良くやった」「ＰＫは運だから」と言ったと思う。

でも、もし、

もし、本当にあの場所で自分が蹴ったならどうなんかな？　と思う。

いやマジで。　日の丸を背負って自分が蹴って、そして自分だけが外したら。
一度”外した人”と対岸に立って思わなくて、”外した自分”と対岸を渡って考えてみてください。

僕だったら、ねぎらいの言葉を言われれば言われるほど自分を責めてしまう。

別に責めてるつもりなんかサラサラなく、優しさから言ってくれてるの分かってたとしても。

その優しさからだって自分でもわかってるから余計に苦しい。
もしシュートが入った人に「気を落とすなよ」と言われても、
シュートが入らなかった人の気持ちは、到底わからない。
「惜しかったですね！」とかインタビュアーに言われたら、胸クソ悪くまで感じてしまう。
そしてもっと「僕が悪い」って思ってしまう。

要するに”一番守らなきゃいけない自分自身が自分を否定”になってしまう。

そして今回止められたのではなく、外したわけだから。　自分が悪い。　自分が悪いんだ。

ＰＫで普通狙うのは、ボール１～２個分ほどの内枠の絶対に外さないセーフティエリアを狙って打つ。
プレッシャーが大きければ大きいほど、脳内のゴールエリアを狭くする。
他の日本代表選手のＰＫもそうだった。　ギリギリを狙わない。　でもそれを外した。

だから、あえてたった一人ぐらい「バカヤロウ！　帰ったら２万本シュート練習なっ！」
と言われた方がいい。

自分が「悪い」って思ってるのに、人に「悪くない」って言われるより、
「そうだよ悪いよ」って言われた方が楽な時だってあるから。　ですよね。　頑張りますって。
そしたら今までの「いや」から「はい」に変わる。　自分を否定し続けることなく、肯定してやっと現実を受け止められる。　あの時点で受けとめられたかと言うと、ノーだ。　時間がかかるけど、受け止めて欲しい。

だから、日本国民全員が対岸から「ＰＫは運だよ」「お前は悪くないよ」と言って欲しくない。
今後、どうせ「ドーハの悲劇」みたいに何度も映像で流れる。　何年経っても「あの時いかがでしたか？」とかまで言われる。　もうそこは分かってるから、放っておいてほしいってなってしまう。　だったら対岸に渡って「何やってんだよ」「帰ったら靴が割れるまで練習だな」「僕らも受け止めるさ」と言ってくれる人がいればいい。　そしてなによりびっくりしたのが、

あの中で唯一、駒野の対岸まで泳いで駒野と一緒に受け止めたのは岡田監督だった。

外した瞬間もしっかりと目を見開いて受け止めていたし、あんなすぐのインタビューでも「私が悪い」と言った。　ここが人と違うと思う。　いやでも注目されてしまう駒野のベクトルを自分に振った。　なんていう人なんだと思った。　「駒野は悪くない」と言ってしまえば、心の中では少し突き放すことになりかねないから。　もちろん、日本はチームだ。　最高のチームだ。　でもＰＫはキーパーがいないとしたら、個人だ。　個人の練習量・ハートの強さ・その日の体調になる。　なのに個人も悪くない。　選手も悪くない。　チームも悪くない。　ベスト４に導けなかった僕が悪い。　凄いよ。

こういう経験があったら弱い人間だったらトラウマになるか、プロとしてなら逆境を乗り越えたら
多分恐ろしいほどのシュート練習をして、ズバ抜けたシュートセンスをもつ選手になると思う。
プレ大会での日本の結果がそうだったように、今後駒野がＰＫでシュート成功率が高いからと先頭を切るほどのシュートプレイヤーになるんじゃないかなと思います。

なんか今回、リアル”スラムダンク”みたいだった。　「いいか、オレ達は強い！」と主軸に言ってのは岡田監督だ。　桜木花道は駒野だ。　シュート２万本練習前の。
今後も駒野はフンフンフンフンフンフンフンと、練習いっぱいしてください。　安西先生風にいうと、

「とりあえず　日本一のシュートプレイヤーになりなさい」

あ、安西、、、、岡田先生！

全選手、胸張って帰ってきてください。

ところで、、、

ちなみに手のひらの汗がハンパなかったです。　尋常じゃなかった！
僕も学生の頃。　サッカーバカでした。　楽しくて楽しくて。　あれなんなのでしょうね。
ボールを追いかける犬みたいに好きでした。

こんなエピソードがあります。
好きすぎて、塾の帰りにでも集まってサッカーを毎日深夜０時近くまでやっていました。
最終的に近くの住民に通報され、練習後にパトカーさんがいらっしゃって、

「そこのグランドでサッカーを深夜までして騒いでいると通報が入ったが君らか？」

と言われ、

「いいえ違います」と言った友達。　ちなみに林くん。　ちなみにその時の僕らの格好はと言うと、

全員汗まみれで、タオルを首にかけ、
前カゴにはサッカーボールが入ってたのにです。　えぇ土ぼこりまみれの。

Ｋ察官「（ボールを指を指し）それはなんだ」
林くん「サッカーボールです」
Ｋ察官「じゃあ君らだろ」

なのにきっぱり「いいえ」と。　漢（おとこ）な林くん。
味方なハズの林くん以外の僕みたいな人間ですら「え”っ！？！？」ってなってました。

警察さんにおもいっきり笑われました。
「君ら学生だし、悪いことしてる訳でもないから学校には連絡しないけど、夜に騒がないように」
と言われた。

騒ぐというのは「わったん！！　パス！　パス！」とかです。　超健康的な不良ですね。

パトカーの無線から、本部への連絡は僕らでした。　次の日から練習はやめました。　嘘です。
ジェスチャーで声掛けをせずにまたやってました。　その頃から僕らはブブゼラ対策です。

さて、こんな心の底から震える試合をしたら、もっともっと日本のサッカーの裾が広がると思います。
僕の場合はアニメ「キャプテン翼」でしたが。　「ボールは友達さっ！」
まだ４年後なのか、もう４年後なのか。。。
しっかりとバトンを手渡したと思います。　ニッポンファイト！　
「君達は強い！」

明日から７月。　僕の後半戦が開始します。　１点でもいいから自分の「よくやった」というゴールを決めたいです。