[Cocco]の記事一覧 | 柴田淳さんの話多すぎブログ　～僕はここにいます。～

「あっちゃん（Ｃｏｃｃｏ）と萌え女子」

こんにちは。昨日はあっちゃんのコンサートを見にZepp大阪へ参戦しました。と言ってもチケットはは900番台なことと、仕事が終わってギリギリだったこと。立ち見だったので一番後ろのドア付近で見ていました。あっちゃんは最終日だということだけあって、開放的かと思ったのですが、寡黙だった。曲を２回も「ちょっと止めて！」と演奏を中止させてしまった。気に入らないことがあったのかと思う。　確かに音のバランスというか、パートは言わないけど名古屋とは違ってた感じがした。　「みんなごめんね止めちゃって。　でも最終日だから」と自分が納得する曲を届けたいために２回止めたんだと思う。　メンバーの二人に「面白トークで繋げといて」と言って、本番中に音の打ち合わせをしていた。３回目はちゃんと聴ける曲になってた。　そこからは怒涛の３時間ちかいライブ。 MCなんか１分もなくて、後はずっと歌い続け、時には踊り続けていた。ずっとファンな僕には、少しあっちゃんの中に音楽の方向性が少し変わったのかもしれないと思う。　薄々は感じてたけれど、芯の部分が明らかに。これは年齢からくることなのか、感情がくることからなのかなんてわからない。大体、それは人からの影響だったりするわけで。槇原さんとかでも明らかに変わった時があるように。ファンとはその変化をどう自分の中で受け止めるのかなと思う。たった数度角度を変えただけでも、自分時間がまっすぐなままだと、その数度傾く時期と重なっていなかったらぎこちなさや違和感はどうも払拭できないから。　それで離れていく人もいるだろうし、それを「新しい！」とすんなり受け入れられるかどうか。そう思ってライブに行ったんだけど、確かに変わったんだけど、演奏を中止させてまで自分の音を表現したい気持ちは変わってなかった。だからそれでいいんだと思う。　「やっぱりすげぇー！」ってねじ伏せるあの音魂は変わらないんだから。ところで、この熱気ムンムン（死語）な会場の中、一番後ろのドアに陣取った僕の隣に女の子が１人で見に来ていた。身長が140cm前半台だと思う。そして前には高身長な男性陣がズラリと並んでいた。　しかも前には170cm台の女子の方も。見えるハズがない！　あんたどうやって見るんだ！？なのにそのメガネ女子は、その170cm台の肩の横から、右に左に顔を出して、まるで一人エグザイルをやっているかのようだった。　あぁそれでも見えないだろうな。　というか何故またこんなとこを陣取ったんですかあーた。靴元を見たら、壁を使ってずっと背伸び状態だった。　それで背伸びかよっ！？２時間ほど一人エグザイルを続けたものの、結局まったく見えなかったのか、最後は下を向いてシュンとした感じで、音だけを一生懸命リズムに合わせて聴いていた。１曲演奏後の拍手も、絶対その手すらステージから見えてないんじゃないの？　なのに、一生懸命拍手をしていた。　ライブ中ずっと。女子でも萌えませんかこの人？その激しいエグザイルで僕の肩に当たり続けてたのもそうですけど（笑）ライブがもう終わりに近づいている時、この子は一度もあっちゃんの顔も見ずに終わるのかと思うと悲しくなった。　でもどうもしてやれない。　僕の会場前にもらったペットボトルの上に立って乗りますか？　みたいな曲芸もできないし。とうとう残す曲はあと僅か。　そんな中、ドラムの方がその日誕生日で、サプライズをしていた。　舞台袖からはローソクに火を灯したケーキ登場。あっちゃんとお客さん「ハッピバースデー　トゥーユー！！」の大合唱。隣にはさらにヒートアップするエグザイル女子。　だが台車に置かれたケーキは更に舞台からは低い。僕ですらギリギリしか見えない！　さらにあっちゃんとバンド全員でケーキを取り囲んで記念撮影！　みんな超楽しそう！　隣の萌え女子は、残像すら見えてきたほどグルグル回ってる！僕はとうとう思い切って聞いてみた。僕「あの、すみません！」女子「は、はい？」僕「そこ。　見えるんですか？」女子「え？　いえ、、見えません」僕「ここ（僕の前）来て下さい」女子「見えますか？　あれ？（見えない）」僕「うりゃ！！」高い高いしました。気分はサッカーワールドカップの優勝カップ掲げる映像ですよ。　ただカップの代わりに見ず知らずの女子がいるだけであって。後で警察行くのか・・・まぁいいやと思ったけど、降ろした後、萌え女子さんは僕の方を振り返ったら、今日一番ぐらいの笑顔で、「見えました！　見えました！　ありがとうございます！」　と、パアぱあぁっと！　笑顔で。あぁ、良かったですね。　良かった良かった。僕は捕まらないんですね。その後の終演後まで、隣の人は嬉しかったのか、もう見えなくても終始笑顔でした。ライブ終了したら急に恥ずかしくなって、隣の女子の顔も見ずにダッシュで逃げ帰りました。途中、焼き鳥屋の”大吉”に寄り「おやっさん。　今日俺は人に誉められたんだよ。　俺は、、、俺はよ～。　うっうっ」とも言えず、いつものグレープフルーツジュースを注文をしようとしたら「ナイッス」と言われ、食べ過ぎて烏龍茶飲み過ぎて、次の日の早朝、胃の痛みで悶絶して起きましたなう。大正漢方胃腸薬を飲んでなんとか持ちこたえました。ビンの裏を見ると、有効期限が２００５年でした。今週末のライブが無事に終わりますように。ちなみにあっちゃんの衣装ドレスは真っ赤で、背中がガバっと開いた華やかな衣装でとても綺麗でしたよ！　やんややんや！追伸：今週末、１２月４日（土）にスキマスイッチバンドだけのライブがあります。「しっぽのスキマまでアンコール」もし良かったら来て下さいませ！　是非是非！　詳細はこちら！http://maidenblog.blog88.fc2.com/blog-date-201012.html#entry740

「きらきら」

久しぶりの２連休。土曜。雨で汚れてしまったバイクを洗う。その後シリコンワックスをかける。次にルームランプでバッテリーが上がってしまった自動車に充電したのを取り付ける。最後に家の芝生を刈る。えぇ芝生を刈るのが趣味です。理由は何も考えなくて済むから。おっさんです。ＣＭの編集が終わったから音楽をつけようとピアノの前に座る。適当に重ね撮りして作ってパソコンに読み込ませる。音楽ファイルに変換できず、変換ソフトをダウンロードして入れてみる。音楽がなかった方が良いことに気づく。この数時間はなんだったんだと思いながら、いざムービーに書き出そうとすると、落ちまくる。１６：９の映像を４：３のレターボックスで書き出すやり方がわからなく、結局できないことが判明し、もう縦長でいいやとあきらめる。この時点で次の日の朝の６時３０分。日曜日の出来事はすっ飛ばし（免許の更新に行った）あっちゃん（Ｃｏｃｃｏ）のきらきらコンサートがＣＡＴＶで本日流れ、録画したのを夜見ながらこの日記を書いていた。あっちゃんのアップの映像が多い。ＷＯＷＯＷと違ってＴＢＳチャンネルはアップが多い！！！表情がめっちゃわかってぐっどぐっど！！　やんややんや！そして日付が変わって月曜日。さぁ今日も頑張りましょう。

「ひめゆり」

Coccoも本日ゲストとして参加した映画「ひめゆり」を見に行ってきた。だから僕は今、東京にいます。　明日の夜行バスで帰ります。今日の映画の事を書こうと思うのだけど、言葉がまだうまく見つからない。Coccoが手作りで作ってくれたアンケートに”「ひとこと」お願いします”と書かれていて、「ひとこと」なんて無理です。と書いてしまった。下書きしようとして、言葉が溢れてとてもこれじゃ時間内に書けないと思った。僕の性格上、こういう事はどちらにしても長文になるのはわかっている。現にあっちゃんが言ったひめゆりの話をビデオを何度も見てmixiに書き起こしたこともある。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=201124943&owner_id=376567 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=203702460&owner_id=376567 帰るときに、そのひめゆりのおばぁ達二人と監督に話す機会があった。自分が今まで絶対にないことをしていた。多分これからもないと思う。僕は泣きながらおばぁ達に「ありがとう」と話をしてた。自分でびっくりした。話しながら泣くなんて。しかも感情で言葉がうまく出ないって事が本当に起きるなんて思ってなかった。　握手をして手のぬくもりを感じて生きているひめゆりの生き証人に「こちらこそ来てくれてありがとう」なんて言われた。　感謝されるなんてとんでもないと思った。戦争を知らないから、どれだけ醜い行為かを知らせてくれる人がまだこの世にいることを感謝しなくちゃいけない。　そして辛すぎる経験を話してくれる事に感謝しなくちゃいけない。僕らはこの先伝えていく人間に代わる日がくるから。なんかまとまらないからやっぱり帰ってから書きます。短くなくてすみません。

「きらきら」

WOWOWであっちゃん（Cocco）のアルバム制作の沖縄の現場の様子が映された。何回も聞かれるから先に言っておくけど、Coccoは自分が飽き性だから「飽き飽きあっちゃん」と言うようになった。さて。今回のアルバムは手作り感満載だ。まず驚くことにスタジオが手作り。沖縄の国頭村の使われていない道場を改造して建てた燦々スタジオを作り、その場所でバンドメンバーと炊事、洗濯、掃除をしながら作った。沖縄の冬は思っているより寒く、古びた道場だからストーブをがんがんに焚き、あっちゃんは寝袋の中に足を入れながら打ち合わせをしていた。録音するために小鳥のさえずり待ちまであったぐらいの手作り。あっちゃんは古い雑誌にうろ覚えだけどこんな事を書いてあった。いつも生活の中に歌がどんどん浮かんでくる。その中でその時に歌いたい曲が出来たのに、それをＣＤにしようとすると歌入れ、楽曲録り、ＣＤリリースまで数ヶ月先になること。そしてその時にはもうその唄が今歌いたい唄ではなく、次に歌いたい歌が溢れてしまっていること。そのギャップに何年も我慢したけれど、もう無理となった時に一度辞めてしまった。これが辞めた大きなひとつの理由。辞めた後でも沖縄で海岸のゴミを拾いながらでも、やっぱり歌を口ずさんでいたこと。歌は嫌いじゃなくて、生活の中に歌があったことを思い出す。そして今回のＷＯＷＯＷでのインタビューにこういうことを言っていた。生活の中に唄があるのなら、生活をしながら、例えばお風呂に入りながら”今”出来た唄を作ってみたかった。あっちゃんが一番望んでいたことを今回はそのまま出来たんだと思う。また歌が歌と思えるようになった。私は沖縄の女だからどこに行こうが沖縄の女であることは変わらないと思えた。沖縄から離れても私は沖縄人だ。僕は凄い心の変化だと思った。溢れる歌と愛する沖縄に潰されたのはほかでもないあっちゃん自身だったから。今回のアルバムはきらきら輝くようなアルバムなのだろう。タイトルは「きらきら」両手を星にかざし、包むように手に乗せる。願いが叶ったという意味なのだろうか？それはあっちゃん自身が素直に思えた心境そのものなのかもしれない。さて、新作アルバムタイトルに入っている「甘い香り」前作アルバム「陽の照りながら雨の降る」の２つが動画で視聴できます。沖縄を闊歩するあっちゃんをどうぞご覧くださいませ！ URLはこちら。 http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00091/v02067/ そして本日ＷＯＷＯＷにて ●「柴田淳ツアー2007　～しばじゅん、はじめました！～」 2007年7月18日（水）　夜11時45分より誰かハイビジョンで録画できる人はしてください。デジタルWOWOW入ったのに結局できなかったのです（泣）まばたきを一度たりともしちゃだめですよ！！！携帯の電源も切っておくのです。トイレも先に行っておく事！ 23時ぐらいから正座してテレビの前に座っているのです。以上　あっちゃんの書き方には熱く音楽ジャーナリスト風に語ってるのに、しばじゅんの書き方にはそわそわしてる感な書き方でした。あーあ。写真は携帯で撮った、台風過ぎた後に六甲山に１人ツーリング行った写真。きらきらしてました。

「想い事」

今月沖縄に行った時のこと。初めて来た時も　あっちゃん（Cocco）の軌跡を辿っていったのだけど、今回も是非とも訪れたかった場所に行った。多分、次のアルバムが生まれた燦燦（さんさん）スタジオからそんなには離れていない場所。大宜味村（おおぎみ）のバス停に行ってきた。以前、雑誌の取材であっちゃんがそこで立ち止まって撮影されていたのだ。本当はもっと北を目指して車を走らせたかったのだけど、帰りの飛行機の時間の関係でやむなく行けなかった。朝早く起きて、勝手に一人で車を走らせたからだ。58号線（ゴーパチ）をひたすら北上すると、海沿いの景色の中にそのバス停はある。右を見ても左を見ても、深く青い海と空の場所にポツンと。撮影されていた本での標識が新品に交換され、沖縄ではよく見ることのある黄色い標識の綺麗な姿に変わっていた。主要な幹線道路なので、２車線の割には沖縄では車の通行量は多い。（と言っても１分に２～３台あるかないかだけど）ここまで来る道路沿いに高校生ぐらいの女の子が、バイトでいつ来るか分からない客を待ってアイスクリームを売っていた。青と白のクリームソーダのようなパラソルの影にはいるけれど、それは単なる日よけでしかない照り返す太陽の光を受け、真っ黒になりながら。ある女の子は文庫本を読み、別の場所の子は勉強していた。車から流れる人と景色を見て想い事。時間がゆっくり流れる場所だなぁ。でも本当は違うよな。ゆっくりなんて単なる人の気分次第。普段忙しいと感じてるあなたがいるその場所は、心がいつも慌てている場所なのかもしれないってこと。慌しいだけが生きがいにならない方がいい。忙しいと口癖になるよりも。このバス停につくまで、自分自身を分析してみる。何故朝早く起きてまでして、あっちゃんがいたバス停に来たかったのか？僕はこの場所に僕は思い入れがない。　遊ぶような施設も何もない。ミーハーだから？　何か違う。単純に、あっちゃんが見つめていた方角に何があるんだろう？　という事だった。焼け野が原のＰＶの場所もそう。初めて沖縄に来た時も行ったけど、焼け野が原のＰＶの場所にも再度訪れた。あっちゃんはＰＶのラストシーンに振り返って走って消えていってしまう。「焼け野が原　PV」http://jp.youtube.com/watch?v=WnBDb6XxjMQその走り去る視線の先に何があるのだろう？　何を目に焼き付けたんだろう？何を感じて、何を思って、何を開放して、何を秘めたんだろう？そして同じ場所に立ち、同じ風を受け、同じ潮の匂いに包まれて同じ方向を向いたら僕は同じ想い事を見つけられるのかな？結果。　行きたい。　行ってみたいと強く願う。カメラマンをじっと見つめている瞳の奥の写真もいいけれど、写し人がその場にいる事さえ忘れて何かを見つめている写真も素敵だと思う。それが人を動かすきっかけになるのかもしれない。現実に僕はその場所に立ったのだから。フレームには入りきらなかった景色を僕はずっと眺めていた。気付くと、30分に一本しか来ないバスを３回も見送り、その度にバス待ちしている人じゃないと思わせる為に歩き始め、飛行機の時間に乗り遅れそうになるギリギリまでいた。想い事をしながら車を走らせ、想い事をしながらその場所に立ち、想い事をしながら帰った。「じゃあまた」充分すぎる想いをもらった場所に、たった一言だけ言い残した。１枚目：その本２枚目：その場所３枚目：その視線の先「Cocco ～想い事～」http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/etc/omoigoto/

「ななななんですって！？！？」

Ｃｏｃｃｏのニューアルバムが2007年7月25日に発売されるそうです。アルバムタイトルは「きらきら」なんと全18曲！！　すげー！！思わず目ん玉が飛び出したよ。いや、今日の昼ごはんだけど。なんかリサガスがお構いなしに弁当の方を見つめてるけど。その前に食べ物で遊んじゃいけません！！（反省）いやだってポテトが。。。ポテトが。ちなみに変わりにシソ漬けの切り身をポテトの目に埋め込んだら、もう規制にひっかかるぐらいのインパクトだったので出しません。いやそんなことはどうでもいいんだあっちゃんのアルバム！http://natalie.mu/news/show/id/1491Cocco「きらきら」＜収録曲＞01.燦02.あしたのこと03.In the Garden04.甘い香り05.お菓子と娘06.An apple a day07.秋雨前線08.Baby,after you09.君がいれば10.花うた11.Tokyo Happy Girl12.小さな町13.雨水色14.ハレヒレホ15.タイムボッカーン！16.10years17.チョッチョイ子守唄18.Never ending journeyあっちゃんの曲はスッと入ってくるから凄い。嬉しいなっと。今回はじめてのひらがなのアルバムタイトルっす。沖縄のちっちゃなちっちゃなスタジオ（というか普通の民家っぽい）場所で録音された曲達。楽しみ～。やったね！　ハレヒレホ～　ハレヒレホ～そういや、アニメで涼宮ハルヒ。ってアニメありましたよね。見たことないのですが、”りょうみやはるひ”でいいんですよね？　ね？まさか”りょうきゅう”ですか？　今までりょうみやって思ってたので。でもって今、、もしかしたらと物凄く嫌な予感がしたのですが、”すずみや”ですか？　まさか”すずきゅう”？とりあえず　りょうみやで。

「愛する沖縄様。」

こんにちは。えと、今日の日記は冗談で書いていません。mixiでも書きましたが、mixiは招待制なのでこちらにもＭＣの続きを掲載したいと思います。あっちゃん（Ｃｏｃｃｏ）は、内地の人に伝えたいがために標準語で話そうとしてるんだけど、それでもイントネーションが沖縄弁でたまに沖縄弁が混ざるので一文字違うだけで違う意味になってしまいます。例えば、だから　　　→　標準語　→　そうであるからしてだからよー　→　沖縄弁　→　そうだよね。おじい、おばぁ→沖縄弁　→　おじいさん、おばあさんとなります。あっちゃんは若いのに沖縄の若者よりもうちなーぐちで喋ります。それでも本人は「私のは嘘方言」って言っていますが。何故そこまでうちなーぐちになってしまうことやうちなーを愛するのかと言えば、祖父の影響が最も強いのだと思われます。祖父はとても有名な方で、国指定重要無形文化財「組踊」保持者であり、かつ県指定「琉球歌劇」の初代の保持者です。うちなーぐちの中でも那覇弁や首里弁などを使い分けることで表現される物凄い人です。その人の孫でしかもじいちゃんっ子だった人が”標準語にしないと伝わらない”と一生懸命に喋ります。祖父が、各地の言葉を大切にするということは、生活をこの言葉ですべて考えることではない。「故郷を忘れるな」ということだ。とありました。とまるであっちゃんが言ってることをそのままです。内地の人間が沖縄の海を守ってくださいじゃなくて、あなたの愛している場所を忘れずに守れという意味。だからあっちゃんが、人に伝えることはできても、その場でたくさんの人に向かって話すことが苦手な人で、自分にコンプレックスを抱いてる人が一生懸命に話すことを僕は誇りに思います。ＷＯＷＯＷを見れることでこうやって書き起こせましたが、僕だけ見れたらそれで終わりではなく、見たい人のために自分ができることをしただけなので、同じように、もし何かあなたの心の中に届いたら違う誰かに何か一個でも自分のできることをすると、それもあなただけのゴミゼロなんだと思います。それを踏まえて今日の日記を読んでください。もう一つのＭＣを言葉の間違いすら忠実に書いたつもりです。もう一回言いますが、今日の日記は冗談で書いてるつもりはありません。もう一つのＭＣ。ゴミゼロ大作戦の本当の意味。ＷＯＷＯＷを観れなかった　あっちゃんファンの人へ。Ｃｏｃｃｏツアー　「ザンサイアン」沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006 8月15日　沖縄ＭＣより（書き起こしです。あっちゃん本人も泣いてたので聞き間違ってたらすみません） --------------------------------- ちょっとゴミゼロの話をします。歌聴きにきたのに講演会みたいになってもアレなんだけど。っと３年前か。”ゴミゼロ大作戦”っていうのをやりました。えっと、、、次の沖縄をにあう、に・な・う若者と　一緒に演奏会をして　一曲だけど。その歌が届いたら　今度海行った時にゴミ一個　拾ってくださいっていう演奏会でした。とっても素敵な演奏会ができました。そいでその次の年に　実際にじゃあゴミを拾ってみようということをやりました。えっと。。。前の子供達の歌が県にも届いて行政も動いてくれたから県ぐるみで　えっとゴミ拾いを　やりました。でも　気がついたらなんか、エコ問題とか　ゴミ　問題の広告塔みたいのになってるＣｏｃｃｏにちょっと疑問を持ちました。そしてある日　えっとゴミゼロを　ゼロから一緒にやってきたラブイエローが消えました。ラブイエローいなくなって　その時に　助けてくれたのが　ゴミ拾いとかの時に　ボランティアで参加してくれた　みんなで。そのボランティアのみんなや　お友達と　一緒に今度は手作りのもっと小さい　自分の　凄く近いとこでできるゴミ拾いみたいのを　やりました。でそれからも　あっちゃんとこには手紙がいっぱいきます。例えば　えっと、、「へのこの海でゴミゼロをやって欲しい」とか、あと「カンボジアの子供を救うためのチャリティーイベントをやって欲しい」とか海外のこととか　国内のこともだけど　色んな　お願いの手紙がきます。　それで、でも　一番最初にゴミゼロを始めた時にあっちゃんは　へのこの海に行って考えて、何をするべきか考えました。鬼ヒトデの問題の事とかも盛り上がってる時だったし。で何をするべきかってのを考えて　考えた結果があの　演奏会でゴミゼロという形だったから。あっちゃんは那覇の人間だけど、突然　へのこに行って、「ジュゴン守ろうぜいぇーい」みたいな、そういうの、、やるのは、、どうなんだろう？　と思って。もちろんそれはやりたいけどでもそういうのってもっと、もっとちゃんとやりたいと思ったから。何か物事があったらちゃんと飲み込んでから　理解して出したいから。それには　あっちゃんは那覇に住んできて　那覇で生まれてでこの街で　出来ることっていうのを考えて、それが　ゴミゼロだったから。あっちゃんにとってはそれも　へのこのことだって　全部含まれているわけで。それを含めて那覇の人間が　地元で何できたかなーと思って　やったことです。でも　エコってすごく　なんだろ、、、目をつけられやすいし。今、街歩いてたらすぐ、「あ、ゴミ　拾ってるの？」って聴かれます。で「自分もゴミ拾ってるよ～」って、言われます。で「ゴミ拾ってるから自分もラブレンジャーだよ～」って、言われます。でも　あっちゃんゴミ拾えって　言った　覚えはないです。もしあっちゃんの　あっちゃんの　あっちゃんが、自分の生まれた所、自分の生きてる所、自分の大事な所。、、、で「愛してる」って言うためにもしそれが届いたら　もしそれが良かったら、海行った時一個拾ってくださいって　言った訳で。だからあっちゃんは「みんなにゴミを拾ってください」って言いたいわけじゃないです。意味わかるかや？だからって　へのこの人がやってること手伝わないって言ってる訳じゃなくて、みんなにそれぞれのゴミゼロがあると思います。あっちゃんにとってそれがゴミゼロ、、　ってまたタイトルにゴミってつけたから間違いだと思うけどよー。ほんとは　だったら”地元大好き大作戦”とかにしとけば良かったんだけど。でもゴミゼロってつけちゃったからよー実際ゴミあったら嫌だったし。でもみんなにとってのゴミゼロを探して欲しいと思います。それも言いたくて　今回こういう形にしました。あっちゃん今回のコンサートやるの去年のゴミゼロ終わった時に決めました。ゴミゼロ終わった後に「あっちゃん来年のゴミゼロ歌います」って言いました。今日の日　に合わせてスケジュール組んで。そいであっちゃん　あの子供達とか　手伝ってくれた人達とかボランティアの人とか来てくれた人みんな無料招待にしようって言ってそれで進めてました。でも。。。　今知ってるかー？個人情報保護法の壁は厚くて。　色んなので捜索したけど子供達は大きくなって学校巣立ってるし。なかなか探しきれませんでした。いっぱいの人が参加してくれたからその、、、なんか　こっちの人は呼んであっちの人呼ばないってなった時になんか　それを、あっちゃんどうやってあやまればいいか分からなかったし。で無料でやるって　新聞でなんか尋ね人みたいなのやろうかなーとか。いっぱいやってみたんだけど　いっぱい考えて、でもシンプルに歌うっていうことが　一番いいんじゃないかな？　と思って。それがあっちゃんのゴミゼロって「愛してる」って言うことだから、「愛してる」って言うってことはあっちゃん　今歌うことだからだから　こういう普通のチケットを買って来てもらうっていうコンサートの形式に　しました。みんな　ほんとは招待して　あの時手伝ってくれた人達とか今多分ここに入れなかった人とかもいると思うし。あの子供達とか　みんな　みんなにありがとうの歌を歌いたかったけど、それはとても無理だったし　できないことなので、あっちゃんこれからもずっと歌っていくことでその恩返しをしたいと思っております。そして　もしこの中に　あっちゃんにお手紙をくれて、なんか「助けてほしい」っていう手紙をくれた人が　いると思います。でもあっちゃんすぐに飛んでいけなかったです。あっちゃん自分で、、その手紙も読んで、でもあっちゃん、、、カンボジアの子供すぐ助けに行けないしだから何するかって言ったら、やっぱあっちゃん歌うことだと思いました。だから、、今もしここに　あっちゃんからの返事を待ってる人がいたら謝りたいです。あっちゃん期待に答えれません。　ごめんなさい。でも　あっちゃんは自分のやり方で　自分の立ってる場所をちゃんと愛していこうと思ってます。だから　あっちゃんがこういう風に　ワガママに歌うことを許してください。言いたいこと全部言えたかわからないけど、でも、、　すぐＣｏｃｃｏって「あぁ！　ゴミのね～」って言うの。ゴミじゃなくて歌だよこは歌が歌いたくて、こは「愛してる」って言いたいんです。だからその結果がゴミゼロだっただけで、あっちゃんみんな　にとってのみんなのゴミゼロを探して欲しいと思います。でも手伝ってくれてありがとうだし、今日も来てくれて　ありがとうだけど。でもみんなそれぞれ自分の　自分のやり方で自分のゴミゼロを探して欲しいと思います。 so um... I'm giving quite long speech now. But things are so simple. What I want to say is I love my country, And I want to love your country, And I want to love the world we're living now. I'm really glad to be here tonight. thank you for coming. thank you... っと沖縄でずっと唄うことを夢見た曲をもう一個唄います。 --------------------------------- （「コーラルリーフ」へ）

「戦争とは全てを根こそぎ奪うもの」

ＷＯＷＯＷを観れなかった　あっちゃんファンの人へ。僕を含めた戦争を知らない人へ。戦争を知ってる今戦争をしてる世界の人へ。Ｃｏｃｃｏツアー　「ザンサイアン」沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006 8月15日　沖縄ＭＣより（書き起こしです。あっちゃん本人も泣いてたので聞き間違ってたらすみません） --------------------------------- 昨日よ　昨日ひめゆりの塔に行きました。あっちゃんが　えっと前行った時より　リニューアルされてとっても綺麗なところになってて、新しい資料館も出来てました。観光バスもいっぱいあって、色んな人がいっぱい訪れてる模様でした。鶴がいっぱいかかってたからいっぱいきたんだずしてよ　その資料館　300円かかるんだけど、見たらさ　あっちゃん達が小学校のときとかって慰霊の碑とか　図書館とか　沖縄戦の写真いっぱいだったさーねして　その写真もっかい見ようと思って　行ったんだけどもっとよ　なんかピースフルな　場所になっててなんかよ　最後の部屋とかよ　なんかひめゆりの　あのー、、顔写真とかよ写真ない人もいるんだけどよ名前とよ　どなやって死んだとかあとさー　その人の特徴とかが書いてあるわけなんかほくろがあったとかなんか人望があったとかお料理が上手な　えくぼの可愛い人だったとか一人一人が全部あるわけ。でそれ見たときにあっちゃんとっても　嬉しくて今までよ　ひめゆりの塔の　あっちのひめゆりってもなんか ”ひめゆりの人たちの犠牲者”っていう　かたまりだったのがちゃんと一人一人が　一人一人になっててしかも特徴とかも書いてあるってことは、存在してたっていう。　誰かが覚えてたっていう。それがよ　なんかとっても嬉しくってあっちゃんあそこ行ったら　３日ぐらい、もう、、きついからライブ前に行って大丈夫かな？　と思ったけどなんかとってもこんな言い方したら変だけど前行った時よりよなんかしあわせな気持ちに　なりました。不謹慎だけど、あの場所は　もうなんかよーその、とっても悲しいひどいことが　あったていうそういう惨劇の現場じゃなくって　なんか平和を祈る場所になってたわけ多分そこにあった　とっても悲しいこととかも思いを上回るぐらい　いっぱいの人が多分あっちに行って平和を願ったと思うわけ手を合わせて。だから　あっちゃんが前に行った時よりもっと　とっても　みんなの祈りの溢れる　場所になってたからもちろん痛いけど　あっちゃんちゃんとそこにいてちゃんと立ってられるぐらい優しい場所になっていました。あっちゃんよ。　自分のばぁちゃんからも戦争の話一回しか聞いたことないです。ばぁちゃんは「知らないでいい」って言いました。「そんなひどいことは知らないでいい」って、「そんなこと知らずに幸せになりなさい」って言いよった。だからあっちゃんばぁちゃんから一回しか聞いたことない戦争の話。ばぁちゃんそん時泣いたけど、それ、、それから一回も話さないし　あっちゃんも聞かなかった。であの平和の　資料館作る時に　生き残った　ひめゆりの人たちがビデオとかに出たりとか、その場にいて話してくれたりとか　してて生き証人がいて　あっちゃん　そこにあった事実の重さよりその人たちが　それを話してくれたっていう勇気にとっても感謝しました。忘れたいことと　忘れられないことって同じ場所にあるけどでも　忘れない強さと　前進む勇気っていうのを　目の前で見れてそれを話してくれた　あのおばあたちによこの場を借りて　お礼が言いたいですあの、、、とってもよ　とっても平和な場所になってるからみんなにも行って欲しいなんかただ悲しいだけの場所だけじゃなくて、みんなの　祈りがいっぱいある場所になってたから。でそこに　生き残った人たちが　ちゃんと　いて話すこともできたりとかあのおばあ達死ぬ前に、あっちゃん達は何かを残さないといけないと思う。あのおばぁたちに、あっちに行ったおばぁ確実にこっちにいないけど、でも、、、お礼が言いたいですあっちゃんも、あっちゃん100分の１もそれを実感してないっていう自覚があるけど、ちゃんと自分がやるべきことと　成し遂げるべきことを　まっとうしてちゃんと生きていたいと思いますちゃんと生きていくことを　あのおばぁたちに誓います！ --------------------------------- （「陽の照りながら雨の降る」へ）

「汽車に乗って」

汽車に乗ってあいるらんどのような田舎へ行こうひとびとが祭りの日傘をくるくるまわし日が照りながら雨のふるあいるらんどのような田舎へゆこう車窓(まど)に映った自分の顔を道ずれにして湖水をわたり　隧道(とんねる)をくぐり珍しい少女や牛の歩いているあいるらんどのような田舎へゆこう　(丸山薫　詩集『幼年』より) これを見てアイルランドに行きたくなったＣｏｃｃｏは「陽の照りながら雨の降る」という曲をも作った。飛行機に乗っておきなわのような愛する島で歌ったあっちゃんは、同じ空を見たかったのだろうか？ SWITCH の特集に乗っていた傘は今は色が塗り替えられ、豚は３匹に増えていた（前からかもしれないけど）そして走り去った道は木が成長していた。変わらないのは人だけど、その”変わらない”というのは、過去のその人だけなのかもしれない。人はどんどん変わって行くし、変えられるのも自分自身だ。さてどこへ進もう？

「わんつーはーとぱんち」

こんにちは。月曜に神戸でCoccoのライブに行ってきました。感想は言わずもがなって感じでした。泣くのを我慢した。あれ泣いてた？ここからネタバレありっす。まるで夢のような時間でした。まず、同じ空間・同じ場所にいるという事が信じられなかった。あっちゃんが舞台に裸足で立ち、歌っている場所に自分がいるということが非現実的のようで。白いワンピースが似合う人と言えば、あっちゃんがダントツだと思う。僕が好きな柴田淳さんも似合うんだけど、あっちゃんのように白く細く折れるような体にとても良く似合う。あまりまばたきをしなかったと思う。まばたきするのがもったいなかったし、開けた途端にいなくなってしまいそうで。一挙一動を目に焼き付けようと思った。僕は勝手に思っていて新しいアルバムの曲が多いかなと思っていたら、前半はほとんどCoccoベストに近いぐらいの曲をたくさん歌ってくれた。あっちゃん「だって古い曲を歌うとみんな喜ぶさ～？」あぁ。そう思ってたんだなぁ。そこまで気を使ってくれてたのか。僕はずっとCoccoのコピーバンドをやっていたので、前半はそれはそれはもうたまらなかった。ピアノ担当だから勝手に指が動く。ピアノ屋さんの店長こと柴田俊文（槇原さんのツアーメンバーでもある）さんには悪いけれどまるで自分が弾いてるかのように動いていた。柴田さん槇原さんのコンサートに続きまたお会いしましたね。全体を見ながら演奏する柴田さんはやっぱりクールで店長って感じでした。そして選曲が卑怯。もうヤラレタって感じ。焼け野が原を弾くかぁ～も～！！！　Ｍステのラストの時のこととか思い出してしまった。生でなんて聴くことはないと思ってた曲を。（だからコピバンではもちろん演奏した）樹海の糸も練習したよなぁ。本人が歌ってるよ。目の前で歌ってるよぉぉぉ。ドラムの人はサビの部分を練習する為に一人で借りて練習したとか言ってたよなぁ。あぁ～またＣｏｃｃｏバンドまたやりたくなった。　というのは言うまでもなく（笑）コピバンのボーカルさんには申し訳なかったけど何回でも焼け野が原やったもんなぁ。ただ弾いてて気持ちいいから。弾きながら首振ってた（笑）途中アンプラグドコーナーっぽい場所があった。「？」と大きく書かれたボックスの上に穴が開いてて、いかにも抽選箱みたいな感じの箱。他のコンサートではあっちゃんが手を入れてそこから選んだ曲を歌うというもの。でも今日のあっちゃんは違った！「これだとあっちゃんが歌いたいなぁと思った曲がその日にあって　出て来い！　って思いながら引　くんだけど、出てこないし。そんでもう一回引いてもまた同じ曲になることもあるから。　今日は、なし！」　と言ってスタッフの人にボックスを下げてもらう。「今日朝ばっと起きた時に、この歌を歌いたい！　と思っててこの曲が出なかったらどうしよう、　だったら手に隠し持っておこうと思ったから」　という曲を歌うことに。それが、「Rainbow」だった。お客さん歓声と大拍手。むろん僕も。　ただスタッフの人が慌てていた。用意していた楽器とは違うタイプだったのか、入れ替えていた。「この曲は前のコンサートの時の私のテーマ曲でもあって、この曲を何百回と聴いたわけ。　朝も昼も夜もそして次の日の朝起きる時もずーーっと聴いてて、連続して何回も聴くためにテープに100回ぐらい録って聴いてたのさ」とあっちゃん。演奏後に「古い曲を歌ったら、新しい曲も歌いたくなるから」と言ってゴソゴソ。。。なんとワンピースの胸の中に紙を入れてました。新しい曲を書いてきたと。お客さんもびっくりしたけど、一番ビビってたのはお客さんよりバンドメンバー。「コード合わせするから後ろ向いていい？」　ってお客さんに言って、なんとコンサート中に背中を見せるあっちゃん。十字架のマークの椅子に座り「”ズクズクチャクズク”ってタンバリン叩いて」と指示。それに合わせてまずは１番を歌う。　お客さん大喜び。さすがプロだと感じたのはその後すぐ。ピアノ屋さんの柴田さんはアコーディオンでコードをすぐに書き出す。他のメンバーも紙と鉛筆にサラサラって書いている。ありえねぇ！　一度歌った後にバンドメンバーで相談しはじめる。コードの話をしてて集まって打ち合わせしてたら、あっちゃん少しひとりぼっちににされて「ＡでもＢでもなんでもいいのー！」と乙女な状態に。お客さんに「ねぇ～！　いっつもこんなのなのＡとかＢとか。　全く意味わからないでしょ～？」とか言ってた。と言っても元々ある曲を弾くのじゃなく覚えて弾かないといけないからバンドメンバー真剣。メンバー同士で「そこはsus4で」とか小声で言ってた。「ＡメロＢメロ、サビ、間奏、ＡメロＢメロ　サビのあとサビ、サビで」（ごめんなさいうろ覚え）で２番もあるのかよ！　すごっ！　みたいな観客のどよめき。歌のベースとなるコードの基本弾けるようになったら、あっちゃん変調のリクエストとかしてきだした（笑）「２回目のサビのこの場所でちょっと悲しい感じ」とか言ったらこれまたマイナー調にメンバーが答えてくれる。その通り！　みたいな感じでうんうんうなづいてる。完璧ですね。でもこれでも10分はかからなかったと思いますよ。「もう（お客さんの方向）向くよ！？　いい！？　いい！？」ってこちらを見た後の演奏は完璧でした。なんだこれ！？　普通に売ってるニューシングル？　と思うほど。一日に何曲も頭の中にメロディーと歌詞が同時に出てくるあっちゃんは、こんなに素敵な曲が出来てもリリースしないんだろうなぁと思ってしまった。せっかく「汗で文字がにじんでしまってる！」と焦りながら服の中から出てきた曲なのに。　歌い終わって急いでスタッフさんが片付けていたら、あっちゃん「早く歌わないと（会場の）延長料金取られるからよ～」お客さん　「延長して～！」あっちゃん「高いば～よ！？」会場笑ってました。そして次の曲へと。またＭＣでは何故神戸でコンサートをやった経緯を教えてくれた。前日あっちゃんは一人で新幹線で神戸まで来て、神戸にある長田の街を歩いたそうだ。最初は面白いことを喋ってくれた。夏祭りがあったらしく、そこであっちゃんが焼きそばを食べたいと思ってたのに、焼きそば人気で、しかも焼くのが家庭用のちっちゃい鉄板プレートだったから並んでた。そうすると自分の両隣から横入りされて焼きそばもっていかれた。「次は私の番」と思ってたのに、おじいおばあにまた横入りされた。３回横入りされてしまって、４回目に結局人気のないうどんを食べたこと。うどんを食べつつ、盆踊りを見ていたら「トキメキ倶楽部」（うろ覚え）の催しで８月○日に紅白歌合戦でも出場したことのありますロックバンドの○○さんが来られます。という放送があったらしく、うどんを食べつつ心の中で「ここにもロックスターがいるぜー！」と思ったそうだ。そこであっちゃん決心した。　「もし紅白出場することになったらまた神戸に歌いにくる！」と。あっちゃん「そして焼きそばを食べる！」あっちゃんザイサイアンのツアーを神戸でしたいってスタッフの人に言ったら「（大阪公演と）激ちかっすよ？」と言われたし、お客さん来ないかもと心配したけどやっぱり歌いに来て良かったと。神戸で震災があったとき、自分の力ではなにもすることが出来なくて、何かしたいと思っても、そして今でも自分がしたことが力のないことだと思っても、この神戸の場所で歌うことが今の自分の出来ることだから。だから神戸で歌いたかった。この辺りはあっちゃんはずっと泣いてました。声が上ずってしまって何を言ってるのかわからないほどに。曲がはじまっても泣いてた。「陽の照りながら雨の降る」の最後の方でも。だから手で拭ってたのにもう間に合わなくてワンピースのスカートの裾で涙拭いてた。なんかね。これでどうやって泣くなというのか。わんつーはーとぱんちされたまま、最後の曲が終わったあとメンバー全員とハグし、お客さんに貰った花束を抱えて、それでも多くて落としたらまた拾って抱えながら手を振って帰っていきました。座席は遠かったけれど別に構わなかった。全身全霊で声を届ける姿、こんなに美しいものはない。１曲目。出てきた時とかの言霊であった「音速パンチ」は、届くというより音が突き刺さったまま自分達が動けなくなった状態だった。存在だけで包み込まれると言うより飲み込まれたように。ところが最後にはどうだ？　包み込まれていた。”私も頑張るから”とか外側じゃなくて、ただ明日の為に今日生きようと、誰かの為に今日何をしようと、私の為に今日何を変えようと内部から感謝できるような感じに。Ｃｏｃｃｏは約束をよくし、そして守る。その約束は得てして未来へのＣｏｃｃｏと、そして皆さんに対しての約束。そうすると自分の真っ黒な未来に一つ光が増える。今回も「もう一度神戸に歌いに来るよ」と約束をしてくれた。それは同時に会場に来た２千人近い人に２千個の光を灯したのと同じ事なのだ。Ｃｏｃｃｏがお客さんを想い、お客さんがＣｏｃｃｏを想う。お互いがお互いを想う。それが人だと思う。ありがとうあっちゃん。さて、コンサートが終わって余韻なんか冷めますかいなと！えぇ。ガチャガチャもしましたし、ちなみにグッズはフルコンプリート。なのに、なんかフルコンプリートより高い値段？あ、保存用とかで２つとかです。えぇ。。。大人買いです。本日ノ格言：「今日はざるそばだけでいいや。。。」