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テーマ:迷子のペット(177)
カテゴリ:分類まえ~♪
土曜日の夕方遅く、相方が帰宅してそのまま日課の見回りに出た時、
家に電話がかかってきました。 誰?と思って出てみると、ご近所の猫いっぱいのお家の方で、 「今、うちの車の下に、それっぽい(チビ)のがいるから、そっとみにおいで」 という事でした。 ほどなく帰ってきた相方にその事を告げ、行ってもらいました。 しばらくして戻ってきた相方に話をきくと、間違いなくチビだったそうです。 どうやら、外に置いたままになっているカリカリを狙ってきたチビが、 その家の猫に威嚇した声をききつけて出てきた家の人に驚いて、 そのまま車の下に隠れたのだそうです。 ただ、相方の姿を見たとたん、また逃走。 姿が見えなくなったそうです。 私と相方は、たくさんの猫がいるその家には行かないだろうと思っていたので、 よっぽどお腹が空いているのかもしれない・・・という事で、 いつものゴハン皿に、ゴハンを盛って、待機。 相方は、おやつをウェストポーチに入れ、見回りに行きました。 すると、近くにチビが潜んでいる事が判明。 試しに、インターフォン越しに見える位置にゴハン皿を置いてみました。 辛抱強く待っていると、チビが見え、ゴハン皿に匂いを嗅いでいる姿が見えました。 しかし、匂いをかいだだけで逃走。 もしかすると、ご近所の方が出てくる気配や、車がくる気配を感じたのかもしれません。 そのままゴハン皿をおいていましたが、 2階の窓から見守っていた相方の隙をつき、いつの間にか、ゴハン皿は空になっていました。 誰が食べたか分からないものの、 威嚇された近所の猫の姿はなかったので、きっとチビだろうと、相方は言い切りました。 翌日。 私は外出していたのですが、薄暗くなった時間に、チビがやってきたそうです。 相方が、おやつを使って、玄関中までおびき寄せたらしいのですが、 おやつをとると、すぐに出てしまうし、 ちょっとでも怪しい動きをすると逃げてしまうので、ドアは閉められなかったようです。 一旦姿を消したものの、暗くなってから再び姿を現したチビ。 よほどお腹が減っているのか、この家は安全な家だと認識したからか、 美味しいものが食べられると分かったチビは、定期的にやってくるようになったみたいです。 しかし、警戒心をすっかり解いたわけではなく、 いつでも逃げられる態勢のままなので、その日も、チビを捕獲するまでには至りませんでした。 そして、家を出て12日目の日曜日。 義両親の家に親戚の子が泊るというので、nyaを一緒にお泊りさせるべく置いて、 相方と2人で帰ってきたその時、 まだ辺りは明るいというのに、玄関にチビの姿がありました。 相方としても、静かな状態の方がいいから、勝負をかけられるかも・・・ という心づもりではあったのですが、予想以上に速い出現でした。 相方が慎重に対峙するも、日曜日の早い時間の事、 車や人の出入りが激しく、なかなか落ち着いて呼びこむ事ができません。 しかも、ここ数日おいていた美味しいゴハンの匂いを嗅ぎつけて、 近所の外猫たちも、チビを追いかけて家の周りに来るようになっていました。 より慎重にしなければ、いけない状況になっていました。 相方は、私よりも「目」が良く、辛抱強く、冷静です。 チビと顔を合わせた回数は、相方のほうが何倍も多い。 思うのですが、チビは、家の中では相方を嫌っていますが、 家の外での信頼度は、私よりも、相方の方が上回っているようです。 なにしろ、出逢った最初の日に家に招き入れたのも、相方だったのですから・・・。 一旦買い物に出かけた相方が、帰ってくるなり「今、いるよ」と、 おやつの用意をして、チビとの「交渉」を始めました。 やはり、近所の猫が周りに2匹ぐらいいて、やりにくそうでした。 私は、外から回り込む準備はするものの、やはり出られずにいました。 突然、「はいった!!」という声がしました。 「いま、階段にいるよ!固まってるけど(^^ゞ」 玄関の戸を手で押さえつつ、おやつでおびき寄せていたら、 玄関の奥の方に置いてある、匂いの強い美味しいおやつに魅かれて、 外猫さんも近寄ってきたのだそうです。 その猫に威嚇したチビは、「ゴハンとられる!」とでも思ったのでしょうか、 少々あわてて玄関の中に入り込んできたらしく、 ドアのストッパーを外し、準備万端になっていた相方は、 ドアを押さえていた手を放した。 ・・・・・そういう顛末だったそうです。 そのあと、階段で固まっているチビに、 匂いの強い美味しいおやつをスプーンに乗せて口元に持っていくと、 ゆっくり匂いを嗅いで、ぺろっと舐めたかと思うと、そのまま完食。 お皿に、美味しいおやつを多めに入れてあげると、美味しそうに食べ始めました。 しばらく、気持ちがおちつくまで、玄関にいてもらおうと思い、 私が相方の労をねぎらったり、夕飯の準備をしようかとおもっていると、 固まっていたはずのチビが、リビングのドアのガラス越しにこちらを見ているのが分かったので、 そのまま入れてあげる事にしました。 チビは、鳴きながら部屋を歩き回り、体をすりながら歩き、 いつもの場所を確認し、MINTと匂いの嗅ぎ合いをしていました。 大きなけがもなく、 外に出たがって暴れることもなく、 外猫たちにするような威嚇を、MINTにすることもなく、 多少興奮しているものの、チビは家を出る前のチビと変りないようです。 よかった。 ほんとうに、よかった。 ここ何回かの日記を見て、 心配して下さった方、励ましの言葉を下さった方、 みなさん方に、 心配をおかけしてしまった事をお詫びしつつ、 心から感謝いたします。 本当に、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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