それはまだ私が神様を信じていたころ
9月のとある水曜日だったかどうか忘れたけど
みっしぇるのような素敵なみゅーじしゃんになりたいと
一大決心でおふくろへおねだり
「もしも もしも できることでしたれば
ピアノを習わせてちょうだいませませ」
ところが見る目がないというのはおそろしいもので
9月のとある水曜日だったかどうかは覚えてないけど
父さんに相談してからねと言われるのだろうなと
思ったところでおふくろの即答
「なに寝呆けたこと言ってるの!」
日本の音楽界に輝くかもしれなかった
ひとりの若者の芽がもがれた瞬間だった
(笑)