病院の待合室
3才くらいの見知らぬ男の子が
「よんで」
(お母さんは支払い中だった様子)
なつかしい
我が家にもあった
『はらぺこあおむし』
子育ては家内まかせの役立たずだったから
子供たちとの絵本思い出を共有できない
人生損失オトコ
子供が寝ているうちに出かけ
帰宅したら子供はもう寝てる毎日
ならば休日くらい子供と遊べばいいものを
休みの日は子供よりも自分の好きなこと優先だった
父親失格オトコ
「私の顔をみてくれない」と
Pol子さんをかなしませた
大バカオトコ
己れの身勝手さを反省、後悔し
仕事はさっさときりあげるようにして
「ねえ」とか「ちょっと」ではなく
きちんと「Pol子さん」と名前で呼ぶようにしたけど
失われた時間は戻ってこない
寂しかったよ
成長した子供たちがPol子さんと絵本の思い出話している中に
独り入っていけないのだから
自業自得だけどね
それでもこの『はらぺこあおむし』は覚えてる
子供たちが低学年の頃まで
家族川の字になって寝ていた
絵本の読み聞かせはしてあげなかったけれど
「お話して」のリクエストに
よせばいいのに
てきとーな思いつき創作話
次の日、続きをもとめられる
よせばいいのに
またてきとーに話をつなげていく
ストーリーにつまった夜は
思いつきの歌で時間をかせぐ
いろんな唄を聞かせてやったよ
アリンコの唄
タマネギの唄
バナナの唄
ペンギンの唄
円盤の唄
(てきとーに作ったのにいまでも唄える 笑)
そんなことを思い出させてくれた
『はらぺこあおむし』