ナカライサンから学びたい。
「午後7時28分の恋人」とか言うのだそうだ。と言うのは、夜7時のNHKのお天気おねーさんの事で、名前をナカライサンと言う。「おじさん達の注目を一身に集めている。」と小耳に挟んだのは、もう1,2年も前の事で、それ以来、テレビで彼女を目にする度に、・・・失礼な事は重々承知で、・・・自分の事は棚に上げて、・・・思い切って申しあげるならば、「なんで?この人が人気なの?」と疑問を持ち続けた日々であった。いや、ナカライサンも十分美しいのであるが、テレビに出てくる人は、みーんな美しいし、天気予報のおねーさんは他にもいーっぱいいるし、どうして、彼女だけに人気が集中するのかが分からないのである。それからナカライサンを研究する日々が続いた。やっぱり、最後のお辞儀の後に、小首を傾げるのが良いのだろうか・・・。しっかし、なーんか、言葉も聞き取りにくいし・・・。んー。なんで?なんで?しかし、最近私は疑問を解明に繋げる鍵を手にした!私は知り合いの男性に、またいつもの質問をする。「ねえ、ナカライサンって知ってる?」知人は急に鼻の穴をふくらませ、「知ってる!彼女、いいんだよね~~。なーんとも言えない色気があってね・・・。」と、ナカライ評をし、ポツリとつぶやいたのであった。「ナカライサンとボクは通じ合っている気がする。」あ~~~っはっはっは!と本来笑うべき所であったが、この数年抱いていた疑問に光が射した気がした。つまり、世のおじさん達は、ナカライサンの少しぎこちない様子を見ながら、「ナカライサン、がんばって!」と心の中で応援していたに違いなく・・・。少々、聞き取りにくい言葉などに耳をすませて。そう、ナカライサンをよーく研究すると分かるのだが、ボードを指したり、言葉を発したり、その間合いが微妙。天気予報はあっち向いたり、こっち向いたり、右手を上げたり、下げなかったり、とにかく、動作もややこしいので、話す間合いが、生理的な流れに逆らう。その感覚がなんとも微妙で、クセになってしまうのかもしれない。さらに彼女の場合、話す間、いちいち前傾姿勢。何年もやってるはずなのに、なんとも言えないぎこちなさ。何年もテレビ出てるはずなのに、なんとも言えない素朴な感じ。そうか、ここか・・・。そして、天気予報の最後には「風邪に気をつけてね。」とか、「まだ、北風に油断しないでね。」とか、「明日は傘を持っていってね。」とか、ボクに向かってささやくのである。ナカライサンは日本国民に呼びかけているにもかかわらず。ふふっ。恐るべし、ナカライサン。そして、ある日、ふと気がつくのである。ハッ!(`ロ´;)ナカライサンを研究するあまり、私までナカライサンを好きになってしまった!それが、間合いとか、ぎこちなさとか、そーゆー問題ではなくて・・・。なーんか好感もててしまう。なーんか気になってしまう。なーんか心のどこかで通じ合ってる気がする。なんなんだーーーっ!この気持ちっ・・・。おしえてくれーーーー。ナカライサンの魅力の秘密はーーーっ!?みんなもナカライサンをチェックしよう。以上、気象情報でしたっ!コクッ。