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幼少の頃から受けた教育がよかったのかよくなかったのか。
俺がよく身につけたがるものがある。 方位磁石だ。 車のウインドウにもくっついているし、滅多につけないが腕時計にもついている。 知らないところに行くときは、たいてい地図を持って行く。 ネット上で閲覧可能なものをプリントアウトしていくことが多い。 方角がわかれば、後はほとんど問題がなかった。 もちろん地図というものは、自分の現在位置がわからなければ全く意味がない。 ただの方位磁石ならちょっと難しいかもしれないが、 ものによっては地図上に自らの位置を探し出すことも可能だ。 まず、磁北を確定させる。 地図上の北と、方位磁石が指す北(磁北)は若干ずれている。 磁北は、おおむね西に5°~10°ずれているはずだ。 北海道なら、約9.2° 関東・近畿なら、約7.0° 九州なら、約6.3° これは国土地理院の地磁気測量HPを参考にした。2000年のデータだそうだ。 磁北は年々わずかずつだが西に傾き続ける。 コンパスを用いて、先に地図に磁北線を書いてしまうのもいい手だな。 さて、現在地の割り出し方だが、 地図上にあって、明らかにそのものとわかる目標物をひとつ見つけ出す。 山であったり、灯台であったり、建築物であったり何でも良い。 次にそいつが磁北からどの方位に見えるかを実際に見てみる。 簡単な方法としては、コンパスを胸の前に構え、その目標に正対し、 磁針が指す方向にリングを回し、リングの矢印をあわせておく。 地図上にコンパスをおき、目標物にコンパスのベースの一辺をあわせる。 そして磁北線に、リングの矢印をあわせてみる。 目標物からひとつの直線が引けるはず。今、その線上のどこかにいるわけだ。 ついで、もう一つ別の目標物を探し、同じ事を繰り返す。 二本の線が引けたはずだ。その交点に自分が居ることになる。 後はそこからどう行くかを決めて、方位磁石で方角を確認し、 目的地に向けて歩き出すだけ。走り出すかどうかは本人が決めればいいことだ。 さてさて、現実の世界では自分の位置を探すのはこんな感じでできる。 人生の冒険者として、自分の位置を探すのは難しいような気がする。 ましてや、どこへ行くかなんてのはとても難しい命題だ。 しかもこの命題は、他の誰にも解けないときたもんだ。 自分で解くしかない。 多分、一生解けることがない問題じゃないかなという気がするね。 だいたいこっちの方向に行ってみたいなぁなんてのはできるかも知れないけど、 ここでないとダメだぁ!ってのはかなり難しいように思う。 それ以前に地図もないわな。 いわゆる王道といわれる道・先人が切り開いた道・険しい獣道などなど・・・。 自分の向かう道がどの程度の道なのか、大陸でならそこそこ確立された道があるが、 現実の世界じゃそうもいかない。 何故、俺は方位磁石を持ちたがるんだろうなぁ。 ま、多分、自分のむいている方向がわかってねえんだろうな。 常に北を指し示し、自分のむいている方向を教えてくれるもの。 それがあったって、自分の立ち位置がわかってなきゃ何にもならない。 まして目的地もわからんとなったら、立ちつくすしかねえわな。 さあて、俺はどこへ向けて歩き出すんだろうな。 もちろん、それを探す努力を放棄するつもりは一切無いけどな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/16 04:58:44 PM
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