2008年ペナントを振り返って。
2008年のプロ野球は、さいたま西武ライオンズの優勝で幕を下ろしました。 松坂投手が抜けた穴を埋めきれず、26年振りのBクラスに甘んじた2007年の低迷から、僅か1年で見事に脱却してみせた渡辺監督の手腕は、本当に賞賛に値すると思います。二軍監督時代の経験を生かして、自らが手塩にかけて育ててきた若手の力を信じて、使い続けながら成長を促した結果だと思います。 シーズンオフにカブレラ,和田のクリーンナップが抜けた穴は、GG佐藤,中島そして中村の3人で見事に埋めてくれたおかげで、ブラゼル,ボカチカの新外国人コンビの活躍分がそのままプラスアルファの破壊力となって相手チームを粉砕しました。 投手陣では、涌井の不調が誤算ではありましたが、それでも石井一と二人で22勝22敗という見事なイニングイーター振りを発揮してくれた事で、岸の成長と帆足の復活がチームの貯金にそのまま上積み出来た点は大きかったと思います。特に岸は、日本シリーズの好投によって、一層の自信を得て、来期の更なる飛躍が期待されると思います。涌井,岸の強力な先発の柱は他チームにとっては大きな脅威となる筈です。来年以降の活躍が本当に楽しみですね。 まだ若いチームなので、今年の経験を経て、みんなが自信を持つ事で更に強いチームへと成長してくれればいいと思います。