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頭の上は いつも青空

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2010.01.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類

ハ~~イ奈緒デ~~~ス

 かつて、アメリカでこんな事件がありました。マンションの前で女性が暴行され、殺害されました。その時、この女性が殺されるまで30分もかかっているにもかかわらず、その間、38人のマンションの人間は通報もせずにベランダなどから、ただひたすら見ていたそうです。これは心理学用語でいう「リンゲルマン効果」、日本語でいうと「社会的手抜き」。大勢の目撃者がいる場合、他の誰かがやってくれるだろうと考え、1人ひとりが手抜きをしてしまう現象です。

 このことを証明するために、アメリカの心理学者・ラタネは実験を行いました。まず、被験者とサクラを別々の部屋に入れ、インターホンで会話をさせます。そしてその話の途中、サクラが急に「うぐっ......!!」と苦しみはじめると、何割の被験者が助けにいくかを調べました。まず、被験者とサクラが2人きりの場合、100%の人が助けにいきました。次に、被験者の部屋に見ているだけのサクラを1人追加した時、85%の人しか助けにいきませんでした。そして、見ているだけのサクラが4人いる場合だと、62%の人しか助けにいかなかった上に、助けにいくまでの時間も大幅に遅れたのです。

合コンに話を戻します。通常の合コンは5対5など、複数人で行われますので、誘われた相手も「大勢のなかの1人」として、自分自身の責任が分散されます。それによって「まぁ、他にも女の子がいるんだし、断ったとしてもそれほどカドは立たないよね......」と思う可能性が高まるのです。そこで大切なのは、「相手の名前を呼ぶこと」。人間は、誰かに名指しされてはじめて「個人」として自分を認識します。会話のなかでいつも名前を呼ぶことで、相手は「個人」として、集団の中から強引に引っ張りだされます。さらに名前を呼ぶ人に対しては、他人行儀な「君」などといわれるよりも親近感を感じるために、誘いなどにものりやすくなるのです。

 ぜひ、次回の合コンで試してみてはいかがでしょうか。

*-*-*-*-*-*-*-by.naoちょき

 

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Last updated  2010.01.29 21:48:32
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