カテゴリ:素敵な本たち
一日ごとに日が短くなってきました。 これからどんどん秋が深くなっていきますね。 静かな長い夜に読書はいかがですか。 今日紹介する本は 秋に読むにはぴったり?の小説です。 「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」(村上春樹)。 これは雑誌「ダ・ヴィンチ」で「明日世界が終わるという夜に 読みたい本」ランキングで一位に輝いていた本です。 その後すぐに図書館で目についたので読んでみました。 題名のとおり「世界の終わり」と「ハードボイルド」の世界が交互に描かれていて いずれも一人称の僕の視点で物語りは進んでいきます。 いっぺん何も関係なさそうな二つの話が・・・ 村上春樹の作品はまだ「ノルウェイの森」しか読んだことがなく 語るにはおこがましいのですが この小説を読んで改めて村上春樹すごいっと思いました。 だいぶ前に読んだのですが うまく紹介する自信がなくてずっとそのままにしていましたが 結局これはもう「実際に読んでもらうしかありません」が結論でしょうか!? 読む人によって 印象に残るところ感じるところが違うと思うので ぜひ読んでみて世界の終りを見届けてください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 村上作品の中の数々に いろんな食べ物がものすごくリアルに出てくるようです。 この小説の中にも美味しそうなサンドイッチが出てきますが ジャズ喫茶の厨房をやっていただけあって こだわりがあるんでしょうね。 みずみずしい料理の描写が より物語の世界を生き生きとさせてくれます。 「台所でよむ村上春樹の会」が小説に出てくる料理の「村上レシピ」を発行してるので 作品を読んだあとに 実際作ってみてもいいかもしれませんね。まさに2度美味しい!ですよ。 そして表紙に関してひとつ。 単行本と文庫本、上下巻あわせて さまざまな表紙がありますが 私が読んだ文庫の表紙(写真)が一番物語りにあっているような気がします。 上巻はショッキングピンクで 下巻もちかちかカラーなのですが 不思議と物語と合っているんですよ。 しかし残念ながら新装版になっていて 私が読んだものは手に入りにくいようです。 中古でもよいから 見つけたら買おうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月21日 20時38分01秒
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