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カテゴリ:小心者のつぶやき
震災以降、節電モードが続く中、
東京電力からの電気使用量のお知らせ&請求書兼領収書には、 電気使用量の下に昨年の同時期の使用量とだけでなく、 節電割合(昨年同時期を超過の場合もあり)が 掲載されるようになった。 暑がりで寒がりのワンコと暮らすが故に、 外出中はエアコンをつけっぱなしの我が家。 申し訳ないがほとんど節電出来ていないだろうと思いきや、 なんとこのたびは15%の節電に成功! ふーむ。 こまめに電灯を消したりしてるからかしら? いやいや、もっとすごいことに思い当たる。 震災以降、余震による停電と断水を危惧、 寝る前にやかん一杯に水を張り、 朝起きるとともに湯を沸かしてポットに詰めておく という新たな習慣が出来た。 震災直前に電気ポットがダメになったからなんだけれど。 節電に成功したのは どうやら電気ポットを使わなくなったことが 最大の原因のような気がする。 こうやってパソコン使って、ネットやメールが欠かせない毎日で、 最早電気がなければ仕事にもならない状況。 別に震災と原発事故が起こらなくても、 現在のあまりに電力に頼り過ぎの日常を ひとり勝手に危ぶんではいたのだけれどね。 排ガス規制で、 ガソリンやガスの使用にはうるさいくせに、 発電方法や発電に費やされるエネルギーは何かということには 世論は案外無頓着のように感じてた。 中学時代、林間学校でのキャンプファイアーで、 「諸君、電気もガスもない原始的生活、 まさに自然と一体になった暮らしを 存分に味わいたまえ」 なーんて、学年主任が気取って叫んだっけ。 その「電気もガスもない原始的生活」という言葉が しばらく耳を離れなかった。 実際、キャンプ場に行っても 電灯のついてないところなんてなかったし、 水道は当たり前のように使えたから、 「電気もガスもない原始的生活」を 体験したことがなかったんだ。 未だライフラインが完全に復旧していない被災地もあるというのに、 こんな話題を持ち出すのも、後ろめたい感じだけれど。 ともかく、どんどん生活が電化されていって、 オール電化こそ、クリーンでエコロジーな暮らし というようなイメージが加速されていくことに、 ひとりでずっと悶々としていたのには、 中学時代のキャンプファイアーでのひと言が大きい。 今、この時期に、こんなこと書いても とってつけたみたいだけれど、 ずっとずっと思っていたんだ。 コンピューター化のおかげで、 文書だってなんだって、 きれいにさくさくと作れてしまう。 論文ひとつとっても、 ワープロ以前に、最早戻れないと思う。 しらないうちに電気に生活がどんどん浸食されて来た。 後戻り出来ないのであればこそ、 電力供給のこれからを 真剣に考えていかなくてはいけないのだった。 ぼろぼろになるまで 原子炉を使い続けなくてはならない状況も なんとか出来なかったんだろうか。 反原発、脱原発の方々にはお叱りを受けると思うけれど、 例えば、 より安全設計の最新のものに交換するというような。 もちろん、火山帯および地震帯の上にある日本列島が 安全に原子炉を稼働出来る場所であったかどうかも 問われていたはずだとは思うけれどね。 すでに厳しい節電状況の中で、ようやく 本当に困っている地域に譲れるくらいの 電力を確保出来ている状況。 綱渡りが続く。 人の健康を害するものが放射性物質だけではないのと同じく、 環境を汚染し続けるものには排気ガスや化学物質だってある。 排気ガスを減らすために電力を、ということだったよね。 そうした計画に、大きな支障を来していること。 排気ガスどころではない、 放射性物質が環境汚染を深刻なものにしていること。 化学物質の次は放射性物質か。 どんどん汚染源が小さく細かくなっていくような。 今日も元素周期表を眺める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.27 00:25:00
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