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カテゴリ:つながるいのち。
来日中のブータン国王夫妻が
福島県相馬市を訪問なさった。 津波被害に遭った海岸に祈りを捧げ、 小学校を訪問。 そこで夫妻が語った言葉は大変気持ちのこもったものだった。 「僕は本物の龍を見たことがあります。 人は、誰でもその人格の内部に龍がいます。 さまざまな経験を通して龍も成長して行きます」 「次に私たちが日本を訪れたときには、 必ず、この小学校を再び訪問します」 TVのニュースで見ながら、涙ぐんでしまった。 ブータンの、ブータンたる由縁が そこに示されていると感じた。 昼間、事務所を遠野市の職員の方が訪れ、 大家さんでもある子育てひろばを見学していただいた。 彼の地と東京のギャップについて、共感すること大。 が、もっとも感激したのは頂戴した名刺の裏だった。 「カッパ捕獲許可証」 はい、名刺の裏に、そういうものが……。 期限は「お会いしてから1年ほど」というのも、いい。 過去に何度の大津波を経験して来た沿岸部に比べ、 内陸であるばかりか、地盤も強固な土地ゆえ、 いざというときには沿岸部を支える後方支援基地となるべく 常日頃から覚悟を決めていたのが遠野市。 3.11で市役所庁舎は被災したけれど、 市内の被害は沿岸部に比べれば軽微だった。 以降、自衛隊をはじめとして、 全国からの支援部隊の沿岸部への中継基地として 遠野は一大拠点となる。 現在も、沿岸部への支援に向かうNPOの後方支援拠点となっている。 既に本格的な冬が始まろうとしているかの地。 移動ひとつとっても、夏のようには行かないよね。 捜索活動はすでに一旦休止になっている。 雪深いところの露天風呂が好きなんだけど、私。 河童も冬眠するのかしら? だとしたら、春を待ってから行ったほうが河童に会えるよね? ブータンにも行きたいけれど、遠野にも行きたい。 人に惚れるって、 別に恋愛だけじゃないんだよね。 ともかく、惚れ込んだ人たちの住む地へ行きたい、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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