amazing baby

娘の元に地元自治体から
「成人のつどい」の招待状が届く。
招待状のおかげで、
東京に私がいる間にセレモニーが行われることがわかり
ちょっとだけほっとする。

わざわざこのセレモニーに出席するため
一時帰国する友人もいるらしい。
とても大切なセレモニーだと受け止める人がいるんだね。

まだ半帯と袴が届いていない。
万事、準備の遅い我が家。

10月に無事20歳になった娘の元には
まず、年金に関する書類が届き、
ぐずぐずしていたら年金手帳、
さらに支払い用紙まで届いた。

督促状が来るようでは困るぞ、
と脅しておいたら、
暇を見つけて区役所へ支払い猶予の手続きに行ったらしい。

「年金課のフロアに子育て支援課があってびっくりした」

母親の知り合いに会いたくなかったらしい（苦笑）。
同じフロアでも両端に位置していてよかったね。
でも、知っている人に会えたら、
お茶ぐらいごちそうしてくださったかもよ。

娘は、これまで諸手続きの経験があまりなかったことが
気がかりではあったのだが、
友人に尋ねるなどして無事に手続きを終えて来た。

年齢的には、そのくらい出来て当たり前だと思いつつ、
実際にこなして来ると、感動してしまう。

親心ってのは、そういうものなのだね。

18になってすぐに、一人暮らしを始め、
試行錯誤で諸々をこなして来たつもりではあったが、
両親はどれほどはらはらしていたことだろう。

いやいや、遠くに送り出した分、
おろおろしている姿を見ずに済んだ分安楽だったかも。

根っこのところで
娘は私よりしっかりしていると思っている。
ほんにふがいない親で悪うございましたね、
と心の中で悪態つきつつ、
その成長ぶりを頼もしくも感じているところ。

ここまでくるまでに20年かあ。