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カテゴリ:散歩の日々
そして今宵もわんこの散歩に出かける。
天上には、月と木星がきらめく。 薄曇りなのと、月明かりが明るいせいか、 ほかの星はいつもほどは見えない。 それにしても、今年は星がよく見える。 寒さが増してからはなおさら。 思わず、「冬の星座」をくちずさむ。 子どもの頃、大好きだった歌のひとつ。 父が、たまに歌っていたっけ。 「もの、みな、いこえる」が 「ものみないこ、え~る」と聴こえるので、 意味の分からない謎の歌になっていたが……。 まるで巨人の星の「思い込んだら=重いコンダラ」的 空耳スト。 ようやく住宅街のあちこちでイルミネーションが輝きだした。 大きな庭木に全面的に赤いライトをまとわせたり、 屋根の部分に這わせたり。 それぞれの家なりの工夫。 それでも、毎年イルミネーションで頑張っていた家が 今年は未だに何もしていなかったりする。 今の時期のイルミネーションを初めて見たのは ちょうど今頃、出張で旭川に滞在したときだった。 人気のない通りに星やツリーなどをあしらった いわゆる電飾的なイルミネーションが施されていて、 暗くて寒い冬の街に、彩りを添えるかのよう。 北国ならではの、人々の思いが伝わって来るような気がした。 暗くて寒い冬とは無縁の地に生まれた聖人の生誕を祝うクリスマス。 それがもみの木にオーナメントを飾り、 小さなライトをたくさん点すようになったのは、 きっとヨーロッパの今頃の暗さと寒さに関係がある と、そのときに改めて思った。 どんなに暗く辛いときでも、 それなりの楽しみはあっていい。 いや、暗くて辛いからこそ、 そこに何らかの希望の灯火のようなものを求めたい。 そんな感じかな。 静かに積み重ねられて来た、暮らしの工夫のようなもの。 この週末にも、我が住まいのあるマンションでも イルミネーションが施されるだろう。 神戸のルミナリエが12日までと聞いて、 その日は早めに実家に戻って、 今年こそ、ルミナリエを楽しみに行こうと思う。 その前に、ご近所のイルミネーションをじっくりと楽しんでおこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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