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カテゴリ:いつになったら一人前?
昨日、娘が朗らかに帰って来た。
「ばあばが、私が無事に帰り着くかどうか心配だから、 夜、携帯電話利用エリアから電話するって」 ほほう。 しかも母は、歩行器を使って エレベーター前まで娘を見送ってくれたらしい。 「多分まだ不安だからなんだと思うけど、 本人が思っているよりもずっと動きがスムーズになって来たよ」 立ち上がろうとする動きも安定しており、 自分の力でちゃんと自立出来る。 お正月に会ったときには、ともかくしんどそうで、 よろよろと力なく、とても弱っているように見えたのに、 今ではすっかり元気を取り戻している感じ。 夕飯の買い物がてら、娘を表を歩きながら、 そんな感想を訊く。 「ばあばとは 食べ物の話をしている時が一番盛り上がってたよ。 干し柿の作り方を教えてもらったりした」 えっ? ばあば、干し柿つくったことなんてあるの? 実家の台所を家捜しして干し柿を見つけ出し、 おやつは専ら干し柿だったと言う娘。 ばあばにも、その話をしたに違いない。 干し柿って美味しいわよねえ、なんて盛り上がったのかな。 「ひいおばあちゃまが干し柿を作るのが上手で、 教えてもらう約束をしたのに、 教えてもらう前に、ひいおばあちゃまの具合が悪くなって、 入院してしまって教えてもらえなかったんだって」 その話も訊いたこと無かったわ。 約束通り、母から電話がかかって来る。 早速娘と替わり、ばあばと孫娘の会話を訊く。 で、再び私と替わり、ケアマネさんとの話を伝え、 「明日、電話するっておっしゃっていたから」と 携帯電話の電源を付けておくことをお願いする。 娘が戻る前に 実家そばの高齢者生活支援センターのケアマネさんから電話があり、 退院後の生活に必要な器具で介護保険対応のものがあるので、 入院中に母に会いに行きたいとのこと。 遠く離れて暮らす私たちが気にかけているところも汲み取って 母がスムーズに日常へ戻れるよう考えてくださっていることが 伝わって来る。 「ともかくケアマネさん次第だからね」 これが、現在実父を介護中の友人からのアドバイスだった。 これまでのやりとりから、 “当たり”のケアマネさんなんじゃないかと思ってる。 実際に日に日に回復していく母の様子と、 10冊以上の本のリクエストリストに応えて病室に届けた本を 片端から読了していく姿に、 大丈夫、介護認定未満だよ、と勝手に決めてかかってはいるのだけれど。 大学3年の春休み、祖母の看病のために海辺の町で過ごしたことがあった。 今、娘が再び、ばあばの看病を体験。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.08 20:57:52
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