281050 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

amazing baby

amazing baby

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

bonfamille

bonfamille

Headline News

Category

Favorite Blog

大根の間引き けんとまん1007さん

反抗的な娘をもつ母… 反抗的な娘を持つ母さん
双子&ママの成長記 あるば211さん
アッキー君のお母さ… アッキー君のお母さんさん
ケイエモン日記 ケイエモン1218さん
銀色のノート。 liliiesさん

Comments

bonfamille@ Re[1]:悪平等が跋扈する国。(09/18) けんとまん1007さん >まさしく、そのとお…
けんとまん1007@ Re:悪平等が跋扈する国。(09/18) まさしく、そのとおりですね。 四葉の内容…
bonfamille@ Re[1]:昭和の妖怪、平成の壁。(06/13) けんとまん1007さん >最近思うのは、野…
けんとまん1007@ Re:昭和の妖怪、平成の壁。(06/13) 最近思うのは、野党の小ささ(人間的な)…

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

2012.11.25
XML
カテゴリ:つながるいのち。
イベントがらみの出張や仕込み、
さらにイベントと、
10月はとても忙しく、途中でダウンしてしまった。

11月もイベントがらみの出張と仕込みで
確かに忙しさは相変わらずだが、
10月の比ではない、
にもかかわらず、どうしてこんなに疲れているんだろう。

ぶつぶつ。
と、あれこれ思い返してみたら、当たり前じゃないか。

11月6日、夫の姉が親族一同に見守られる中、
息を引き取った。
享年60歳。
4年前に副腎がんが見つかり、切除したものの、
翌年には肝臓と肺、血液へ転移。
抗がん剤の副作用に苦しみながら長女を嫁がせ、
抗がん剤に見切りを付けて長男の結納と
次男の独り立ちを見守った。
今年の夏は何とか乗り切ったものの、
秋風の立つ頃には車椅子の生活となり、
いきなり寝たきりとなった。
余命幾ばくもないことを悟った本人から
イベントの本番直前の夫に電話がかかって来たのが
10月初めのこと。
時間を見つけては見舞ったが、
見舞う度に、その衰えはあきらかだった。

亡くなる当日、急報を受けて仕事を切り上げ駆けつけた、
夫と娘と私の3人。
息は荒く、ほとんど応答はなかったが、
まだ息を引き取るまでにはしばらくの猶予があるように思われた。
やり残した仕事のために一旦帰宅。

私たち家族だけが、その場に居合わせられなかった。

セレモニーは本人の強い希望により
ごく親しい人たちだけで執り行った。
僧侶も呼ばず、本人が生前好きだった歌の演奏と献花のみ。
メインは、セレモニー終了後の食事の時間に、
懐しい写真をながめながら、
思い出話に花を咲かせることにあった。

亡くなる1年前に葬祭場を見て回り、
ぜひここでと決め、どのような式を執り行ってもらいたいか
詳細に書き記していたという。

遺族は、総てを故人の願い通りに執り行った。

そこには、家族の故人に寄せる強い思い、
愛があったと思う。
が、遺された家族にとっては、
そこからが本当の弔いの始まり。

こみ上げる思いを、参列者のために、
故人が望んだセレモニーの完遂のために
押しとどめる遺族の姿が私たちの涙を誘った。

最も泣きたいときに、思い切り泣けたらいいのに。
誰もそれを咎めはしなかっただろうに。

故人の思いと遺族の思い。
実は相反するのだろうな、と
これまでの経験からも思う。

生前の業績があまりに大き過ぎて、
本当に悼んでいるのは誰なのか分らないくらいの
盛大なセレモニー、大勢の参列者に向けて、
「どうかご遺族のために場をお譲りください!」と
斎場の人が叫んだセレモニーに参列したことがある。
そのとき、私は遺族のひとりだった。

そんなこととは無縁の、手作りで暖かいセレモニーだったが、
やはりセレモニーは遺された人々のためにあるのだろうと思う。

華美にしないでね、お金を無駄に使わないでね。
もちろん、そういう故人の思いには私も共感する。
もっともだ。

でも。

この世で執り行うセレモニーなのだから、
残された人々の思いも、そこに込められて然るべきだ。

こうして、先人から学ぶのだ。

押し寄せるやるべき仕事の波をさばきながら、
誰もが仕事のみに生きているのではないと強く思う。
静かに悲しみに浸れる余裕さえ持てない現世は
どこか違ってしまっている。

それは私自身のことではなく、
夫の日々を思いながら痛感することだ。

いろいろ思い至ることが出来なくて、ごめん。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.11.26 02:56:10
コメント(0) | コメントを書く
[つながるいのち。] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X