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卒業式 一昨年、いや、さらに一年前か、 突然の電話で、×○高校が私の中に入り込んだ。 目の前の生徒達が、私の全てとなった日であった。 それから、二年半。 ほかにも、色々なことがあったはずである。 何かと、忙しかったような気もするのだが。 なにも、思い出せない。 なにか、これで一つの区切りのような、 これで、なにかが終わってしまったような、 からっぽになったような、 そんな、きがする。 別に、この子達にとって、これからの人生には、 私との出会いがそんなに意味をもたらしたわけではないし、 おそらく、そう日もたたずに記憶から消されるのだろう、 新たに出会う、多くの人々とのなかで。 校長の式辞も、 偉いさんがたの式辞も、 なんだか、くだらねぇなぁ、と 笑って聞き流しているくらい余裕はあるのだが、 もぅ、明日からこの校舎で、 この子達を見ることはないのだな、と。 制服を着た、今教えているこの子達と、 出会える日はこないのか、 そう、 しみじみ思うと。 なにか、取り残されるような感じがしてならない。 最後、蛍の光を斉唱して、 仰げば尊しは、退場の際のブラバンの演奏なのは、 選曲ミスのようなきもしなくもない。 「いまこそ、 わかれめ いざ、さらば」 さらば、 わが、 教え子達よ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月03日 00時01分34秒
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