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カテゴリ:不動産の話
相手:「簿価が高いので、この不動産は売れないのだよ」 企業の総務担当に良く言われる会話です。 私:「えー!? じゃぁ 簿価はいくらなんですか?」 と聞くと、ウソみたいな高い価格!! ざっくりと計算したDCFでの価値の約2倍です。 相手:「相場価格で売りたいのが本音だけど、今期コレを売っちゃうと大赤字なんだよね」 ・・・。 確かに赤字はマズイよなぁ。 銀行の目が厳しくなるし。 私:「そうですか・・・。結構いい値段なんですけどねぇ」 と、ため息ついて終わり。 減損会計が適用される以前はこんな感じのやり取りばっかりでした。 でも、さすがに最近は違います。 どうせ減損で大赤字を出すのだから、選択肢として売却もあり得る。 というか、ノンコア資産である投下資本利益率の低い不動産を持っていても意味が無い。 ・・・なんて考え方をしてくれる企業が多くなってきています。 持ち続けるなら、いかにしてキャッシュフローを増大させるか考える。 持たないなら、外部売却や流動化したりとかでバッサリやる。 二つに一つです。 最近はなんか減損会計の話をする中でも、 IRR(内部収益率)やNPV(正味現在価値)なんて言葉も出てくるようになってきました。 難しい言葉です。 今までみたいに 「売りましょう!」 ではなく、 「現在価値合計額が売却可能価格を下回っているので、 売却により当該案件からは撤退すべきです!」 とかに、なってきたりするのでしょうか? なんかカッコイイなぁ(笑) 参考:減損会計導入と事業投資管理 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/09/08 11:00:37 PM
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