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盆栽投資日記

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2005/10/04
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カテゴリ:オススメの本の話
企業価値評価



分厚くて、眠たくなる本ランキング一位のコレ。



ROIC(投下資本利益率)やら、WACC(加重平均資本コスト)
Economic Profit(経済的付加価値)やら、グラフやら、難解な公式やら・・・。
めげそうになりながら、最後の第21章を読み終わりました。



まぁ・・・なんというかですね・・・。
この本は読み終わったから終わりとか、そういう本ではなく、第2部の実践編を何度も読みこんで、
実際の身近な企業を自分なりに何社か価値評価してみることが大切なんでしょうね。



株式投資の投資手法についてのアレコレは一切書いていない、
純粋な企業の価値評価の本なんで、一気読みはキツイ本です。
ただ、各章の最後に「要約」ってのがあるので結構、親切かもしれません。



・・・。



この本と正反対の本で、この本があるけど、

投資苑

値段も、本の厚さも、結構似てるよな・・・。
あ、いや、思っただけです(笑)



で、この本からの一言はコレ。


*********************************************************************

企業は、規模(多くの場合利益の大きさ)か、投資効率という
意味でのROICかのどちらかにフォーカスしがちである。

ROICが低いのに、利益や利益の成長率などの規模ばかりを
追求すると価値を破壊することになってしまう。

逆にROICが高くても規模が小さい(投下資産額が少ない)と
事業機会をのがしていることになる。


*********************************************************************



企業を「人」と考えると、高いROICは才能とか実力がある事に例えられるかもしれない。
そして、規模が大きくなるという事は「多くの人にその存在を知られる事」になるのだと思う。



真の才能や実力が伴ってない状態で、その人が凄く有名になったとしても、
それはそれで、本人にとっては結構辛いことなのかもしれない。
有名になればなるほど価値が破壊されていくのが自分で分かるから。



そして、もの凄い才能を持った人でも、世に出るのを嫌い、
その高いROICを多くの人に還元しない人ってのは、
ある意味、人類全体の機会損失になってしまうので、凄く罪な人になってしまうのかも知れない。



企業と同じく「人」も、たぶんどっちかにフォーカスしがちになるものだと思う。
有名になりたいだけのニセモノの人と、
才能はあるけど世間に知られるのを拒む人。



一人の人間で「才能を維持する事」と「世間に知られるようになること」を両立するのは難しいので、
ROICの高い人に、その広報担当役の人が付くってのがベストだろうな。
例えば、キリストとパウロの関係みたいな感じかな。



有名になっても、高いROICを維持し続ける事ってのも結構大変だと思う。
期待の量が増えるわけだから、さらに勉強し続けないと能力が期待値に追いつかれてしまう。



その点で考えるとイチローって凄いよなぁ。



・・・と企業価値評価と別の話に脱線してしまう私。
さて、もう一度キチンと読まないと・・・。







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最終更新日  2005/10/05 12:53:05 AM
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