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盆栽投資日記

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2005/12/31
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こちら葛飾区亀有公園前派出所(第139巻)


「こち亀」です。


少年漫画最長連載記録を更新中の漫画です。
単行本は現在147巻まででています。



実は私、今年の目標として、



「こち亀」全巻を読破する!




という目標を立てていたのですが、





・・・。




無理でした_| ̄|○



読んでも、読んでも、次があるんです(当たり前だけど)
全巻制覇は来年への課題ということにしておきます。



さて、この「こち亀」を何十巻も読んでいるうちに、
私のなかで、ある言葉が思い浮かびました。



ゴーイングコンサーンという言葉です。



こち亀が掲載されている週間少年ジャンプは、毎週、毎週、人気投票をとり、
その結果で生き残る漫画が決まるという厳しい漫画雑誌です。



短期的な人気を取る為に、多くの漫画家は、
過剰な表現を使ったり、過去の人気漫画の焼き直しを考えたり、
限界を越える仕事量をこなしたりします。



短期的には、そのようなテクニックは成立するのでしょうが、
どれも長期的にやり続ける事は不可能のような気がします。
「漫画の継続能力に疑いあり」と判断せざるを得ません。



その点、こち亀の場合は、
まず、漫画で「なにをやりたいか」がはっきりしています。
漫画の中の両さんのセリフの、



笑って喜ばれるギャグづくり、それが両津組のモットーよ



というのが、まさしくこの漫画の理念を表しており、
その言葉どおりの漫画となっています。
わかりやすくて良いです。



そして、この漫画は作者自身が飽きないように、さまざまな「実験」を漫画の中でおこなっています。
また、作者のかなりマニアックな趣味の話が漫画の中に登場したりします。



明らかな失敗で、読んでいて面白くない箇所もあるのですが、
これらの試みも漫画を永続的に続けるためには必要なことだと思います。



このような「理念」と「仕組み」の元に、作者、読者はもちろん「こち亀」に関わる関係者全てが、
永続を前提とした配分を、ほどほどに享受し、この漫画は継続していきます。
その意味でこち亀は「ゴーイングコンサーン漫画」といえるのかもしれません。



・・・。



この盆栽投資日記も「継続すること」を大前提に、
これからも(多少、私の好きな話に脱線してしまうと思いますが)
のんびりと「こち亀」みたいに長く続けていきたいと思っています。



ということで、来年もよろしくお願いします。
ではでは。







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最終更新日  2006/01/04 09:27:27 PM
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