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盆栽投資日記

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2006/02/14
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カテゴリ:オススメの本の話
外資ファンド利回り20%超のからくり


外資ファンド利回り20%超のからくり



題名の通り、外資ファンドが、なぜ利回り20%という
素晴らしいリターンを上げることができるのか?について書かれた本です。



これを読むと、なるほど、彼らはこのようなロジックで
「投資」というものを考えているのだなと実感できます。



運が良かったとか、たまたま、ではなくて、
キチンとした理論があって儲けることができる・・・。
何も知らないって怖いなと、この本を読んでしみじみ思います。



・・・ということで、著者はその利回り20%のカラクリの秘密は、
以下、4点であると言っています



1)歪みの発見

2)レバレッジ

3)分散効果

4)ファンド・カルチャー



・・・ハイ。
全部説明してたら長くなるので、今回は「分散投資」のこれ。


*********************************************************************

なるべく相関関係が低い資産(関係が薄い運用対象)を見つけ、
これらを組合わせたポートフォリオに投資することが重要になる。

こうすることによって、リターンは"和"で成長する一方、
リスクは"平方根"の成長(和より小さい)に抑えることが
できるのだ。

*********************************************************************


この前のライブドアショックに引き続き、今週もドカーンと株が下がりましたね。
持ち株のほとんどがストップ安に近いという状態の方も多かったのではないのでしょうか?



現物のみでやっている方はまだしも、信用を活用している投資家(私もそうですが)は大変です。
あと何回ストップ安になったら追証になるのかという考えが頭によぎります。



個別のファンダ関係なしに、ポートフォリオ全体が相関してしまっているのですから、
対応しようがありません。



・・・。



なんで「相関」してしまうのでしょう?



答えの一つに、個人投資家が信用取引で同じような銘柄を
大量に買ってしまっているという点があげられると思います。
個人投資家のブログを見てもその傾向は分かります。



相場が好調の時はみんなハッピーで問題ないのですが、
今回みたいな暴落時は、個人投資家が皆一斉に恐怖を感じてしまい、
我先にと投売りが始まります。



強い相関が引き起こす恐怖の連鎖です。
どんなに企業のファンダが強くともこの現象には勝てません。
昨日、今日のダヴィンチが良い例です。



今回はたまたま追証にならなかった、もしくは下値で買えて儲かった人も、
次の暴落時において、強い相関関係にある、信用で膨らましたポートフォリオで、
相場に突っ込んだ場合、生き残れる保障はありません。



これは個人の能力の問題ではなく、現在の異常な相場が引き起こす現象です。
なので、これに対する対応をキチンと考えないといけないと思います。



ということで、私は本日ある銘柄を少しだけ買いました。
この2日間でほとんど下がっておらず、私の計算での安全域が相当にある銘柄です。
先日の「きもと」よりもはるかに大きい安全域をもつ銘柄です。



・・・地味だけどね。



流動性がかなり少ないのが難点なので、
この銘柄は1ヶ月ぐらいかけて、のんびり買っていこうと思います。
私が今もっている不動産銘柄と明らかに相関関係が低いだろう銘柄です。



・・・。



レバレッジを使わないのであれば、
この「相関関係が低い銘柄で分散ポートフォリオを組む」という
おもしろみのない作業をする必要はないのかもしれません。



ただ、レバレッジを活用する場合においては、この意識は必要だと思います。
単に現物と信用の比率を設定するだけでは不十分です。



パフォーマンスを伸ばす事とリスクを抑える事



金融の最先端を走る「外資ファンド」は、
両方をキチンと数値化して安定した運用を行っています。
個人投資家もマネできるところはマネして、安定して儲けたいものです。







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最終更新日  2006/02/16 06:13:57 AM
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