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このところはまっている伊坂作品。 「死神」のお話なんだけれど、この「死神」が自分の与えられた仕事を坦々とこなす感じが事務的でコミカル。 「情報部」から指示を受けて「この人は死んでOKな人か?」をチェックして、可か不可か判断を下すのが主人公の「死神」の仕事です。大体可をつけるのですが、不可にすることもあります。人間の立場から言えば、不可になったら死なないで済むんだけど・・・。 6人の人と「死神」とのかかわりが連作の形で書かれ、その人間たちが微妙につながっているのがあとでわかったりしてそこもなかなか「おおっ!」っとさせられます。 「死」について書かれたお話なんだけれど、伊坂作品らしい適度な体温と暖かさがやっぱりあっておもしろかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月24日 23時54分58秒
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