ぼんやりひつじのひとりごと

この間の週末に、家で『かもめ食堂』のDVDを見て以来私の中のフィンランド熱が再燃しました。
その撮影のときのことなどを書いた片桐はいりさんのエッセー『わたしのマトカ』も読み終わったばかりだったので、フィンランドに行ったときの思い出がどばっと蘇って来ました。
15年前、友達と北欧旅行に行ったときにフィンランドには2泊したのですが、ひょんなことからその2泊ともフィンランド人の方のお宅にホームステイをすることになったのでした。
1泊目はタンペレという町で、当時勤めていた会社上司のお友達ソルヨネンさんのお宅。2泊目はロバニエミという北極圏上の町で、そのお友達のまたお友達のケンパイネンさんのお宅。2家族とも初対面だったにも関わらず、すごく親切にして下さいました。かといって必要以上に気を遣うことのない、自然なおもてなしスタイルに感動したので、それ以来フィンランドという国と人には他にはない親近感を持っています。

そんなわけで今晩の晩御飯は、ソルヨネンさんのところでご馳走になったサーモンクリームスープに挑戦してみました。
サーモンクリームスープはフィンランドの家庭の味です。シチューよりさらっとしてて飲みやすい。サイトでレシピを検索して、それに自己流の材料を足して作りました。
レシピにはサーモンの臭みをとるためにディルは絶対入れましょうと書いてあったので入れたところ、なるほど臭みが消えていいぐあいでした。サーモンのほかに具はジャガイモ、たまねぎ、にんじん、いんげん、白菜を入れてみました。白菜を入れると甘みが加わって美味しくなる気がします。牛乳と生クリームを足したらあまり煮込まないのがコツみたいです。味付けはコンソメスープと塩とこしょうです。なかなか良くできたので満足な晩御飯でした。