ぼんやりひつじのひとりごと

Picture Houseという映画館の1周年記念で、昨日と今日の2日間だけ、『フラガール』が上映されたので見てきました。
この映画、ウクレレ奏者のジェイク･シマブクロさんが音楽を手がけたので、サントラCDを先に楽しんでいました。映画もぜひ見たかったので、今回、シンガポールで上映してくれてほんとに嬉しかったです。

常磐ハワイアンセンター（現スパリゾートハワイアンズ）が出来たきっかけが閉鎖に追い込まれた炭鉱の町の再生だったなんて全然知らなかった。
「常磐ハワイアンセンター」には行ったことはないのですが、子供の頃流れていたCMはよくおぼえています。「ドンドコドコドコ」という太鼓の音と、「常磐ハワイアンセンター」という台詞にとてもインパクトがありました。当時としてはかなり面白いCMだったのではないかと思います。

さて、映画の感想を。
昭和40年代の話ですが、古臭さが全くなく、むしろ想像力の豊かさを感じました。それから登場してくる人々の暖かさと人間ぽさも感じました。
現在、さびれている町もこういうパワーと斬新なアイデアがあったら復活するのではないかなー。
主演の松雪さんもさることながら、蒼井優さん、それから南海キャンディーズのしずちゃんがとても素敵な演技をされていました。男性陣ではやはり豊川悦司さんの役が光っていました。この映画が数々の映画ショーを受賞したのもうなずけます。
最後のシーンで、ダンス素人だった女の子たちが自信を持って楽しそうに踊る姿はほんとに感動ものです。
音楽はジェイクさんのセンスを感じました。メロディーの綺麗さはジェイクさんならではで、その洗練された曲のおかげでダンスシーンの素敵さが増しているように思います。やはりサントラとしてCDで聴くのではなくきちんと映画のバック音楽として聴くと感動しました。

ストーリーも曲もとても癒される映画です。何か始めたいけど、もう一歩踏み出せずにいる方にぜひオススメ。