カテゴリ:音楽・映画・お芝居のこと
七草の今日、日本文化を味わおうということで、タイ帰り3人組で新春浅草歌舞伎を観に行ってきました。
若手の歌舞伎役者さんが座をつとめる浅草歌舞伎。 まず、『お年玉』という新年のご挨拶から始まりました。 この日は亀治郎さん。最初は歌舞伎風の口上でしたが、そのあとマイクを持って普通にトーク。途中、客席に降りてお客さんの質問に答えたりとすごくフレンドリーな感じ。 このときは羽織袴姿なので、この後で役の支度を急いでしなければならないそうで、和尚の衣装は下に着ているということでしたが、それでも白塗りとかの支度がいるから、大変です。 私たちが観た第一部の演目は二つ。 『三人吉三巴白波』と『独楽』 『三人吉三巴白波』では、市川亀治郎さん、片岡愛之助さん、中村七之助さんが3人の『吉三』という同じ名前の盗賊役。亀治郎さんが和尚、愛之助さんは御家人崩れ、七之助さんは女装の盗賊。七之助さんは身のこなしも衣装もとてもあでやか。 途中、お話の説明が入ったので観ていてもわかりやすく、3人ともとても動きが軽やかなので、知らず知らずのうちに舞台に引き込まれました。 よく聞く『こいつは春から縁起がいいわへ』という台詞がこのお話から来ていることを初めて知りました。 台詞回しや間、動きに「粋だなあ」という部分があちこち出てきて、新しさを感じました。 幕間にお昼を食べたのも歌舞伎ならではで楽しかったです。 『独楽』はお正月らしい舞い。亀治郎さんの踊りはシャープで粋で、ジャニーズも真っ青な(笑)身のこなしでした。最後はあんなにぐるぐる回ったら目が回らないかなあ・・・という、まさに独楽と化してました。独楽の芸を表現する手のジェスチャーも見事で、この踊りを観て、すっかり亀治郎さんのファンになりました。 まさに、『こいつは春から縁起がいいわへ』という楽しい一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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