カテゴリ:音楽・映画・お芝居のこと
お芝居を見ることはあまりないのですが、この作品は見たかったのでチケットを取得。
やはり三谷作品は笑いとテンポのよさが圧巻でした。 藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵(敬称略)の3人の演技もそれぞれがはまり役という感じで、最初から最後まで息つく間もなく、物語の世界にぐわっと引き込まれました。 藤原くん演じる啄木が恋人と友達の二人をだまし、煙に巻いた一件を啄木の死後に三者の視点で振り返るというお話なのですが、そのストーリーにはいろいろ仕掛けがあって、どたばたコメディーあり、ちょっとシリアスに人生を考えさせる部分ありととても深かった。 登場人物は3人だけだし、大仕掛けの舞台装置は全くないのですが、障子と照明の明暗をうまく使った舞台展開がみごとでした。 3人とも長いセリフが多いのに、絶妙なテンポで笑いをとり、話を続けます。藤原くんは舞台の人だなあと感じ、勘太郎さんは歌舞伎の節回しや動きをうまく取り入れて演じていました。その雰囲気がお父さんにそっくりなのがびっくりしたけど。(笑)吹石さんは気張ずに二人の間に入っていて、いい温度でコミカルなのが印象的でした。 三谷さんの脚本、演出も当然ながらすごいけれど、それをみごとに表現する3人もすごい。役者と演出家、両者の息が合って初めて良い作品になるにちがいないから、貴重なものを見せていただいたなあと・・・。もっとも、見ている間は、ただただ、みとれていてそんなことは考えていませんでしたが・・・。そして、このライブ感はTVドラマや映画では味わえないから、お芝居をまた見たいなあと感じました。 この日はカーテンコールに三谷さんが登場して、びっくりしていると、勘太郎さんにお子さん誕生のお知らせをしてくれました。花束を持っていらしていて、お祝い。 勘太郎さんの報告、ふたりのお祝いあいさつもあり、会場が一気に沸きました。 素敵な日にお芝居を見られてラッキーでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月23日 23時17分45秒
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