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やっぱり読書  おいのこぶみ

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2010年01月26日
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カテゴリ:読書メモ

 貸してくれる友人があって、五木寛之氏の著書をぶっ続けて読みました。

 1998年に書かれた有名なベストセラー『大河の一滴』『他力』
 2005年の『天命』『いまを生きる力』
 そして『百寺巡礼』のうちの『第五巻 関東・信州』(関東に住んでいるから)

 はっきり言って、わたしは「五木さんはもういいかな」と最近のお作品をろくろく読みもしないのに(すごく多いんだもの)思っていました。1995年ごろ読んだ『生きるヒント』がピンとこなかったのもありました。

 しかし、です。すっかりはまってしまいましたよ。

 どの本もおっしゃっていることは「人間は生きているのではなく、生かされているのだ」(もちろんこんなひとことでくくれまませんが)とあたりまえのことなんですけれども、そのあたりまえのことが解かっていなかったです。

 『生きるヒント』を読んだころはわたしにまだまだ覚悟がなかったのでしょう。むかし『風に吹かれて』の印象が「自分で生きていくんだ」と強く感じてしまっていたからでしょうかね。『風に吹かれて』も読み直したほうがいいのかもしれません。

 『蒼ざめた馬を見よ』『さらばモスクワ愚連隊』のまぶしさやら、『青春の門』『朱鷺の墓』『冬のひまわり』のおもしろさもまた違ってくるのでしょうか?(あ、ネットを見たら発見、「青春の門」は6巻が増えていて「朱鷺の墓」も増えているような…)

 ま、とにかく上記のエッセイを読んで、いろいろ考えさせられ、あげくにたまらなく新著『親鸞』を読みたくなりそれも読んでしまったのですよ。

 親鸞の青春篇といいましょうか、親鸞の悟る(何度も思索的に生まれ変わる)過程がおもしろく物語ってあるのです。映像にしてもいいなあとも思いました。

 そうしていま2008年出版『人間の覚悟』という新書版を読み終わり、ああ、これで「まとめ」だなと感じましたので、正しい読み方などとふざけました。

 エッセイでくりかえし述べられていることは「人間というのは地球上の、いえ宇宙の中のほんのひとつの例に過ぎなく、一瞬光りがあたり、意識として存在したのであって、よーく味わうことですよ」とわたしは感じました。

 五木さんを読みも読んだりの一月でございました。

 そうそう、映画『おくりびと』の原作青木新門さんの『納棺夫日記』も五木さんのエッセイにありましたのでやはりこの際です読みました。親鸞のことや死生観はこの本のほうがわたしにはぴたりはまりました。この本では他にも読みたいものが沢山ありますが。

 いま、倉田百三の『出家と弟子』も読み直しております。

 

            

 上記画像を貼るため楽天ブックを見ましたら、さすがに親鸞関係の本はたくさんありますねえ。






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最終更新日  2014年01月14日 07時31分27秒
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