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やっぱり読書  おいのこぶみ

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2010年02月06日
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カテゴリ:読書メモ

 最近、パソコンを立ち上げる時間が減りました。したがってブログも少なくなってしまい、やっぱりご無沙汰です。日常が忙しいのもありますが、本を読む時間が欲しくて、惜しくてそうなります。

  それに読む本に次から次へと考えさせられ、外へ出すのが惜しいような気持ちになってしまいブログにするのどうしようかなぁ…なんて、ケチなんでしょうかね(笑)

 でも、わたしの読んだ本を挙げたら「なーんだ」かもしれません。わたしの気分のせいでしょう。

 五木寛之『親鸞』を読んでから倉田百三の『出家と弟子』を読みました。五木さんの作品が若いときの親鸞、倉田さんの脚本劇がその後の親鸞というようになりました。これで親鸞のことが解かったと言えれば簡単なのですが、そんなもんではないですね。

 『歎異抄』などのふるいものをひもとくのがいい方法だとはわかっていますが、まあそれはそのうちにと、関連本を感性で漁ってます。

 で、手にとったのがヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』。仏教のおおもと、お釈迦さまに取材した、しかも西欧ドイツのひとの小説。

 釈迦の悟りに至る道筋を借りて人間の行く道をたどった思索詩。

 ヘッセは多少読んでいます。若いころは流行りました。前から読もうと思っていたのですが、やっとこれを読んでヘッセの作品が、今だったらもっと理解できるというおまけをもらいました。

 つまり、何かを読めば何かが解かると、数式のように決ったものではなく、何かを読んだら思いがけずたどり着いてしまった、あるいは解けてしまってびっくりということです。

 何かとは「人生」でもいいし「人間」でもいいし、「生と死」でもいいのです。

 つづきがあります。唐突ですが天童荒太『悼む人』が次の読書になりまして。

 現代小説ですが「聖人か変な人か」。主人公は事件事故の現場を訪ねて独特の祈りをささげる旅の人というより、ホームレス状態のひと。

 例えば道端に置いてある花束。交通事故でなくなった方の現場ですね、そこで主人公は全く他人なのに、その人の生前を想って「悼み祈る」のです。新聞記事などで情報を検索して現場を探しまくるのですよ。まさに修行?奇人?です。

 なんだかなーと思いつつ、小説を読むと親鸞やシッダールタを彷彿させられ、考えさせられました。

 なるほどいたるところに死があり、忘れ去られる人間って悲しいです。

 仏陀はそこを超越するから悟るんですね。いまここだけが本当であとは天ないし無。

 わかりたくないですね(あれ?)

 と、何を読んでもつながってしまうこのごろ。

                   (下書きが2月6日だったのを今日13日に仕上げた)

 






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最終更新日  2014年01月14日 07時29分52秒
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