『エ・アロール それがどうしたの』 渡辺淳一
『東京タワー』 リリー・フランキー
『悲しみよ こんにちは』(新訳) サガン
『湿地帯』 宮尾登美子
『悪童日記』 アゴタ・クリストフ
『わたしのグランパ』 筒井康隆
『イエスタディ・ワンス・モアPart2』 小林信彦
『池袋ウエストゲートパーク』 石田衣良
『少年計数機』 石田衣良
『悪童日記』アゴタ・クリストフ
ヨーロッパの宿命。国と国が地続き。
戦争のはざまで国が無くなっていく。
幾たび国がつぶされたか。
よみがえったか。
この過酷な状態のうえに
強くてすさまじい個性のひとびとの中で
たくましく、なにげなく
生き延びていくふたごの兄弟の日記風物語りは
いきいきしている。
こんなのを読むと
端っこの国の日本人は能天気だ。