カテゴリ:つれづれに、きままに
おめでたい成人式になんですが、成人式があるなら老人式とでも名づけてある年齢になったら「もういつ死んでもいい、あるがままに」とういけじめの式はいかがでしょうかね。 ひどいですか? 91歳の実母がお正月に肺炎を起こして病院にはいりました。さいわいたいしたことはなくてたぶん退院するでしょう。 でも、帰るところが無いんです。 今までいたところは公の老人健康施設で期限ぎりぎりまで入所させてもらっていたのですから、去年末には出てくださいと迫られていました。 もう8年も前の話、 一人暮らしの母に娘達はそういう日もやがてやってくるから、しかるべき有料の介護施設を選びましょうと薦めたのに、ぐずぐずもたもたしていました。 お金(資産)は充分ありましたからどんな施設も選び放題だったのです。 大事な跡取り息子が可愛くてその意向が心配で心配で、そっちの方にいい顔しておりました。 息子はたぶんその資産を減らしたくないのか、姉達の案には首を振りませんでした。 結果、倒れて入院、退院、老人健康施設、を繰り返し、とこの4年間を過ごしていました。 母の家には弟が住み着いています。そこへ帰れればいいのですが、ここ2、3年お正月にももう泊まってすごすのは無理という状態に母はなってます。 これからも母に資力があるんですからいい施設にはいって欲しいのですが、弟はわたしに病気になったのも、なにも知らせません。 いままで弟とやりとりした嫌な思いはもう繰り返したくなく、放置しています。 妹は調子いいというか様子見です。 というわけで、熱にあえいでいる母を見舞うとたまらない気持ちになって帰って来る最近です。 本人に資金があっても本人の自覚がなければどうしようもありません。 しかし、母の選択でこうなったと思えば、冷たいようですがそれが老人式だったのかもしれませんね。
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