レベル7、どこかで聞いたことがあるよ、と思い出せば宮部みゆきの小説『レベル7』
ストーリー忘れてしまったので文庫の後ろを見る。
わお、
レベル7まで行ったら戻れない_________
とあった。原発とは全く違うミステリだったのだけれども。
いまさらレヴェルを引き上げても状態は変わらない。
わたしの覚悟もあながち的外れでもなかったと悲しい。
レベルを引き上げて国際的風評被害をますます受けることだろう。
そうして何度も
なんともなさけないたよりない東電や原子力保安庁や安全委員の会見画面を見せられ、
いつまでも
下手な学者さんの説明やら、政治家のむなしい発言やらをがまんしなければいけないだろう。
冷静に、明るく、前向きにがんばろう!っていう言葉が一人歩きしてすべっていくようだ。
わたしでさえこれなのだもの、家が無くなり、家族を失い、仕事も無くなり、地域が無くなるとしたら、
気の毒すぎて慰めようもない。鬱々としても仕方がないだろうに。
それでも日常は過ぎていく。
わたしのも過ぎていく。
母を見舞い、姑を見舞い、娘を手伝い、畑を耕し、本を読んで(少々間遠)過ぎていく。
桜が見事なのも、春になったのも横目に見ながら、、、。
やっぱり元気を出して、なんとかしなくては!
と思うのは思うに決まっているが、なんともやりきれない。