カテゴリ:つれづれに、きままに
キャンデーズがもてはやされていたころは子育て中30代、「こういうのが流行っているのね」ぐらいでした。 でも「微笑みがえし」など歌詞が耳について離れないのは、こころに響く歌声だったのでしょう。 田中好子さんのその後のTVドラマなど拝見はしておりましたが、注目していたと言うわけではありませんでした。 しかし、突然の訃報に愕いたのはもちろん、そして昨日の告別式に流された文字通りの遺言には衝撃を受けました。 何が?と言いますと、ガンという病気が死の最後まで意識をはっきりさせていてくれるとして、なみなみならぬ覚悟のほどが伝わってきて、その強さに感銘しました。 いまわたしは健康ですが年齢は容赦しませんから、いつか来る「死」を意識しております。特に東日本の大震災後自然の脅威で何時どこでどうなるかわからないことを知らされました。 3.11以後励ましのこころから「元気になろう日本」と前向きなのはいいことだと思いますが、個人的には「どうしたら落ち着いた覚悟ができるのだろうか?」と考えてしまうのです。 田中さんは「もっとみんなにあいたかった、演技したかった」とおっしゃっていますが、「ありがとうございました」ともおっしゃって、もっと生きたかったけれども、いままで出来ってきたたことがありがたかったという気持ちがあふれているようです。 つまり一生懸命にやって途中だけれどもやってこられたのは嬉しい、ということだと思います。 昔風にいうならわたしもことしは「古希」です。人生の折り返し地点をとっくに過ぎて備える将来は(危機管理は)病気かボケです(笑) 近い将来そうなるでしょうが「せい一杯やりたいことをやるしかなのだろう」と田中さんの遺言をTVで聞いて思いました。 なあんだ、ふつうの生きかたじゃない~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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