カテゴリ:つれづれに、きままに
先日、夫の高校同級生が泊りがけで遊びに来た。3人ばかり。 さて、当地は海のものがおいしくて新鮮なのは当然、家庭菜園の作物もかなりのものだし(ちょっと自慢)わたしの料理の腕もいい(と思っている)。 なのに、お料理をお残しになる。おいしい刺身盛り合わせもちょっぴりしか食べず、かといって野菜類も売れない。飲むばかりである。 まあ、74歳ともなるとたくさん食べられないにはしょうがないよね。 しかし一人の御仁が鯵の南蛮漬けをそっくり、朝食時、鯵の干物をそっくりお残しになった時にはびっくりして「鯵がおきらいですか?」ときいてみた。 「刺身は食べるが、魚は煮たのも焼いたのもたべない」との返事。 ひらめいた。 けっこうわたしの友人にも下町で育った人にそんなのがいる。 かきフライが好きなのに生牡蠣が食べられなかったり、さばの味噌煮が食べられないのに、さば寿司が大好きだったり。もちろんうなぎが好きだし、泥臭い「どじょう」がおつだったり。野菜も香りの強いもの(セロリやパセリ)や、ねばねばしたもの(オクラとかモロヘイヤ)が食べられないのに納豆が大好物なのだ。海苔の香りも大好き、あれだって潮くさいよね。ほんと変。 夫もわたしも東京ではあるけれども転勤族であちこちに行っているから雑食、夫なぞ戦後の食料難も知っているから何でもこいだ。はて、同級生は同年齢なれば下町っ子も戦後同じ経験をしたろうに? 性格もあるかもしれない。 「江戸っ子は一筋だ」と変えられないのである。案外保守的でなのである。「嫌いなものはおなかが空いても喰わん」と。気風がいい(?)のである。 うなぎにさば寿司を作って飲み、朝は納豆ご飯にのりをだしておけばよかったのである。(笑) ともかくも、大量に残った「海の幸畑の幸ごちそう(?)」を二人して食べ片付けた月末であったことよ(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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