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やっぱり読書  おいのこぶみ

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2011年11月02日
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昨日のテーマ「東京の下町っ子」alexさんのコメントから、ああそうなのかと気がついた。 

夫の育ちは貴族的、上流階級的なのであると。

結婚してびっくりした。(なにをいまさら、と笑わないで欲しい)

公団住宅の6畳間にそぐわないスピーカーの大きなステレオとクラシックレコードの山の趣味。
サラリーマンのくせにスーツは洋服屋が銀座の山形屋と決って全部オーダーだった。
サラリーマンなのに家計も省みず若いうちゴルフ場会員に早々となってしまった。

一番びっくりしたのは、アーンと口に入れてもらうのを躊躇しない(新婚の甘い話ではない)。いい大人なのに食べさせてもらうのが恥ずかしくないのだ。それと身の回りのことが自分で出来ない不器用さがとても目立ったのだ。(戦前の話だがねーやさんに何でもしてもらって育てられたそうだからその名残りかとも思うけど、そのまま育ったわけでもないのに)

残った「おかず」は絶対食べない。だいいちごった煮など「おかず」というものが嫌い。一品一品になっていないといけない。夫は父を早く亡くしてけして裕福ではなかったはずなのでそんな食事をしていたとは思われないのに、それを言われ続け最近年取ってよけいうるさくなった。食(生活の習慣は百の種類があるだろうが)

身の回りのことがよく出来ないというのは生来の不器用さから来るものだと思っていた。あるいはなまけものかとも思った。それも怪しくなってきた。

最近も草刈させれば手を切り、蜂に刺されおおごとになる。だから手伝ってもらうのも考えもの、畑仕事はわたしがやっている。これじゃ、わたしは介護士兼畑作業員(お手伝いさん兼雇われ庭師)かとも思う。

つらつら考えるとわたしがなんだか損してるのか、この暮らし(東京と別荘地を行ったり来たりの生活)に落ち着いたのでよかったのか、わからなくなってきたのである。

庶民的つつましく育ったわたしには違和感満載なれど、わたしが我慢ならぬほどに夫が出来ないことは、叱咤激励夫にさせるようにしてなんとかここまで共に生きてきたのである。というのは大げさだが慣れてしまっている今日この頃である。

結婚するとお互いの育ちから来る違い、あるいは違和感がのっぴきならないものになったり、または反対にお互いに影響を与えたりするであろう。

だから、もちろんわたしが「いまのわたし」であるのには夫のいい影響もあるのではあるが、複雑な気持ちになるのである。

 

 






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最終更新日  2011年11月02日 09時59分45秒
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