連続老後問題シリーズになってるもようである
こういう話がある
ある高齢知り合いの夫婦場合
妻はとても旅行好きで
日本全国をツアーやひとり旅で行きまくっている
活発で旅行計画などきっちり作り
物おじしない性格
ところが夫は旅行好きではない
いいひとなのだが性格が地味、無口
おまけに
興味の対象が少ない、というよりないらしい
初めの頃は妻の計画した旅行に
夫は連れて行ってもらうかたちであったが一緒に行っていた
宿や交通機関、日程などをきめ細かく選び
夫の好きそうなおいしいものを食べられる店をチョイスしたり
努力したその旅行日程
旅行後、夫に夫人が「どう、おもしろかった」と感想を聞くと
「普通」と答えたそうだ
おまけに長期間車内に座って行くのが
苦痛で足がしびれる、疲れてかなわんと文句たらたら
じゃぁ、もう連れて行かない!
と妻だけが決心してひとり旅を楽しんでいた
夫は作り置きのお菜をたっぷり作ってもらって
まめな人でもあるから
ひとりを楽しんでいるらしかった
今年、何回目かの旅に出かける時に妻がいつも通り
「行ってきます~、じゃぁ、明日帰ってくるから」とあいさつすると
夫が言った
「あれ、日帰りじゃなかったのか!」
そして
「そんなに行きたければ、どこかでのたれ死んで来い!」
と怒鳴って送り出したそうな
それを出掛けに言われた妻は
旅行中に気になって仕方がなかったらしい
帰ってきてから大ゲンカになっていまだに冷戦状態という
この夫
最近ボケてきたのではないかと妻は思ってるらしい
以前は「二泊三日」にしていた旅行を「一泊二日」に縮めたのにだ
まあ、たしかに性格的にはボケそうだなとは思う
几帳面なひとだけれど幅がないのだ
また、興味の対象もほとんどないと言っていい
反対に妻は何事にも興味があり
本もたくさん読み、積極的で行動力もある
勝気でもあり、上昇志向も大ありである
ありすぎるくらいで、うざったいほど(笑
でも、その活力は尊敬する
お見合いだそうだが
二人で一生懸命働いてきて、悠々自適老後をしているのだし
娘も二人いるから、いい時もあったと思う
素の自分に立ち返ったときが
あるいは
もう後がない人生最後のいっときになったと思ったとき
あまりにもちがう性格と行動や趣味
折り合いをつけるのが難しいのだろうか
あるいは夫妻が老齢になったため
許せる幅がお互いに少なくなってしまったか
どうなるこの先
とわたしはややおもしろ半分興味ありだ(オイオイ