作家深田祐介さんが亡くなったので思いついて
積んであった『炎熱商人』を少し前に読んだ
そして今は山崎豊子さんの『二つの祖国』を読書中
今日は終戦記念日なので新聞TVで関連特集があるし
では、わたしのブログもすこし
日本が戦争に突入してしまった時
(せざるを得なかったか?しかし言い訳はできない)
「炎熱」のほうはフィリッピン、「二つ」の方はアメリカ合衆国の
ともに外国(外地)に居住していて翻弄された日本人たちの物語
これらの登場人物はフィクションだが
国家が戦争をした事実が
心も身体もずたずたに、深く人間を痛め傷つけるのは
フィクションではない
歴史は事実の年表ではない
そして
「炎熱」には少し前の日本がアジアへの経済進出が描かれ
植民地進出ならぬ経済覇権にもならんとしている様子もある
わたしなど、そうだったのか、とうすら寒くなったが
人間居るところ
大なり小なり争って獲得しなければ生きられない
それが武力(軍事力)でとなると破滅に向かう
交渉力の知恵と忍耐で戦争が避けたいものだ
もう少し歴史ノンフィクション・フィクションを読もう
と、本日思ったことだった
「正しい歴史認識」にも必要なりだ