先日、日本近代文学館に行って来た
場所は東京都目黒区駒場、駒場公園の中にある
その公園の木々の古く大きいこと、うっそりしているのに驚く
それもそのはず
昭和の初期前田旧侯爵が文京区本郷から移ってきたお屋敷地
数寄を凝らした和風建築物やどっしりした洋館が建っていて洋館の方は見学できる
公園は東京大学教養学部の隣である
東京に住んでいながら東京を知らないという者が多いもので
ご多分に漏れずわたしも行ってなかった、はじめてだ
それに
本郷の東大なら「三四郎池」がらみでともかく、駒場東大はわたしに縁がない(笑
昔は東京帝国大学農学部だったという駒場東大
亡くなった父が帝大の農学部だったのでここに通ったはず
父が生きているうちに関心を持っていればよかったけど
まえ置きが長くなった
日本近代文学館では
をやっており、芥川賞・直木賞作家の生原稿と初版本を見学してきたのであった
両賞とも第一回から現代までずらずら~と、じっくりと
文学好きにはたまらないね(笑
さて
ワープロ時代の現代作家さんの生原稿はあるか?
あった!あった
伊東屋などの新しいきれいな原稿用紙に訂正チェックも入ってないやつ1枚
わたしの想像では展示のために書かされた?
角田光代さんの『対岸の彼女』原稿もあったよ、直しのないきれいなものがね
ともかく、独りにんまりした時間であった
こういうことは独りに限る
10月の読了本
この他に
『砂の審廷』 松本清張